秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

みんなNEWSが好きだし大事だってことよ

※主にテゴマスへのクソデカ感情が溢れてるし、安定に手越さんの話ばっかしてる。

 

 

音楽アルバムでの特典であるインタビュー映像を通して、私はあまりにも色んな事を思いすぎたから、それを何個かに分けて書いていこうと思う。

こんなにも色んな事を思いすぎるキッカケになったのは、4人→3人になった時の話で、増田さんが「(NEWSは)オレ守るし」「(NEWSには)オレいるし」と言った。

その言葉に対して私は"手越祐也み"を感じた。なんでそう思ったのか、正直自分でもよくわかんなかった。だから、『過去に手越さんが似たようなことでも言ってた?そういうことかな?』って思って、とりあえず過去の雑誌の記事を読み返すことにした。

そしたら色んなことを思い出して、繋がって、納得して、想像以上の収穫が私の中にはあった。

 

 

 

主に、手越さんのエッセイ本と2015年のロングインタビューと2013年の記事を読んだ。

読んでて思ったのは、本当に手越祐也という人間は強がりだし見栄っ張りだし、『本当この人は仕方ない人だわ〜……』ってそう思った。

いつだって手越さんは自分の気持ちに嘘をつくような発言はしない。でも、自分の弱いところを他の人には見せたくない/見せる必要はないってことを思ってるから、常に自分の全部をありのままにさらけ出して言っている訳じゃない。

6人→4人になった時の話で、"彼ら(山下さんと錦戸さん)が辞める数年前から、2人の気持ちがNEWSにないことはわかっていた""(山下さんや錦戸さんに対して)「辞めたいなら早く辞めれば」とずっと思っていた””NEWSへの愛や志がない2人がグループを去ることは仕方がないと思っていた。だから辞めていく2人を引き止めなかった”みたいことを手越さんは言ってるし書いてる。

もうなんかさー、表面だけ見ると酷い言葉だよねー。山下さんや錦戸さんへのリスペクトを感じないし、6人のNEWSを早々に見限ってる。でもこれは『ずっと待たせてしまっているNEWSファンに、早く俺達が活動している姿を見せたいから』っていうファンを思っての理由がちゃんとあるんだけど、だとしても真っ直ぐすぎる発言だし、言葉が強すぎる。多方面への配慮がない。でも手越さんはそれを自分自身でちゃんとわかってる。

新生NEWSとしての発表があった日もそう。俺はそのとき思った正直な気持ちを言葉にした。それがどう伝わるとかそんな事は一切考えずにね。あの言葉を聞いて俺のことを嫌になる人がいるかもしれないけど、俺はきらわれることをマイナスだけじゃないって思ってるの。きらわれることを恐れてメディアの前でウソをつくくらいなら、正直に言って敵を作ったほうがいいと思ってるタイプ。もちろん、そのやり方が正しいかわからないけど、自分の性格を曲げてまで好かれたくはないかな。

あの時も別の言葉が正解だったのかもしれないなぁって思うこともあるんだけどね。「辞めたふたりのことは応援しているし、ライバルです!」っていうコメントをするのが大人だったかもね。とはいえ、そのときは絶対にそんな言葉は言えなかった。

って。手越祐也だからこそ、6人→4人になったタイミングの時、1個でも『ダメだ』『無理だ』とか弱音が吐けなかったし後ろ向きな言葉や過去を引きずるような言葉は言えなかったんだろうよ。だってそんなこと言ったらファンが不安がる。

まだ何も先の未来が見えない中、NEWS自身がネガティブなことを言ったら、それにファンは引きずられてしまう。どんな強がりだとしても、一欠片でも持っているものなら、それを大きく大きくして言葉にする。

ビッグマウスだって言われたって、言葉にしてしまったならそれに向かって進むしかなくなるからあえて言葉にして、多方面に気を遣わないようにして、自分の行く道を1本に絞った。

それの方が先頭を切って真っ直ぐ進んで行く自分の後ろをみんなが付いてきやすいと思ったからだろうし、自分が言った言葉に向かって進んで行かないと虚言になってしまうから。

そうやってどんな時でも強い言葉を発していた手越さんだったけど、ある記事で、

メンバーが脱退することに関しては、その都度、「なんとかなる」って思っていたんだけど。むしろ、歌うパートが増えるから、俺ががんばらないといけないなぁって気持ちにさせてくれたから。(……)でも、さすがに山下くんと錦戸くんが抜けることになったときは違った。もしも、6人のときに俺がセンターだったなら、4人になっても「イケるっ。大丈夫」って考えたと思うけど、俺はそうではなかったしね。(……)6人で話し合ったことは、ライヴの曲順を決めることぐらいで、いちばん話すべきNEWSのことは話したことなかった。メンバー同士で色んな方向性の話があって、それからスタッフと、そしてファンの子と向き合っていくべきところなのに、俺らには最初の段階がなかったのかもしれない。今考えたら、そんな関係性でうまくいくわけがないんだよね。(……)山下くんが抜けることを知らされ、そして錦戸くんも関ジャニ∞に専念したいって聞いて、俺はもうビックリでしかなかったよ。「えっ!錦戸くんも?」ってね。ほかの3人は止めたかったのかもしれないけど、俺は去っていく人を止める気はまったくなかった……っていうか、ふたりが一気にNEWSからいなくなることを現実として考える余裕がなかったのかも。いつも通り「なるほど、なるほど」って頭で冷静に整理しようとしたけど、なんにも言葉が出てこなかったくらい。怒り、さみしさ、なんの感情もない状態で考えたことは、「NEWSの心臓部分を失ってしまって、また飛ぶことはできるのだろうか」ってこと。そういう不安みたいな思いがあったのに、ふたりを引き止めなかったのは俺のプライドでもあったのかもね。

って、そんな話もしていた。

当時手越さんって24歳だった。6人→4人になる時、最初から最後までずっと100%ポジティブで居られた訳でも、自信があった訳でもない。そりゃ人間なんだから当たり前。怖さも不安ももちろんあって当然。6人→4人になった時に小山さんや加藤さんや増田さんが不安に思ったように、手越さんだって不安に思ったし、これからどうすればいいかわからなくなった。でも、結果的に手越さんは4人でNEWSをやるって決めたし、そのフロントに立つってことも決めた。そして、『何があっても強くあろう』ってそう決意したんだと思う。

NEWSとしてやると決めたからには、第一に6人のときよりもパワーアップさせたいと思った。年下だし、いちばん後輩ではあるけど、エースとしての強い意志を持たなきゃいけないって。みんなをまとめるのは慶ちゃんがいる。だからおれは特攻隊長になるって決めたんだ。グループとして言わなきゃいけないことは言うし、ライヴや歌番組前の声出しは俺がやっていこうって。動きだした歯車の原動力になるには、胸に秘めた思いだけじゃダメなんだよ。もちろん、そういう役割の人も必要だけど、しっかりと言葉に出して伝えていくのが俺の役割かなって思った。俺が何かを言ったことで、そこで喜びや幸せな感情を受け取ったら、3人にもわけていけばいいし、批判が来たら俺が全部跳ね返したらいいじゃん。性格上、俺しかそのポジションはできないって思うんだ。

NEWSを4人でやるって決めたとき、本当に完全体のポジティブになったっていうかね。だって、失うものなんて、もうないんだから。前だけ向いて、もう迷ったりしないって決めた。弱みを見せるセンターなんてナンセンスでしょ?そんなグループにファンは惹かれないよ。うん。あと、4人になったタイミングで、もうひとつ決めたことがあるんだよね。センターに立つ以上、NEWSのシールドになろうって。俺は自分には自信があっても、グループのことになったら、パフォーマンスやできあがった楽曲に対して、どんな評価を受けるかわからない部分もある。もしかしたら批判を浴びることがあるかもしれない。グループへの批判も、ほかの3人への批判も全部、俺が全部引き受けようって決めた。”批判がある方は手越までどうぞ”みたいな感じ。そのかわり、ほかの3人のことは言わないでって。ずっと立ちたかったセンターなんだから、それくらいしないとね。

手越祐也って本当に優しい人だよ。1つのもので10理解するのは難しいし、1つのものを10として理解するのだって勘違いを生むだけ。だから色んなものを見て、それを照らし合わせて、私は手越さんへの理解を深めようとしてる。でも色々見て勝手に理解したつもりでいるってだけで、別に必ずしも私が言ってることが正解って訳じゃない。だけど、少なからずそういう側面があるのもきっと事実。

そして、手越さんは完全無欠ではない - 秋の日記のよ。これが私が手越さんを見てきたことで出た答え。

だって隣でずっと手越さんを見ていた増田さんが、"強そうなのに弱い=手越"って書いたし、"ライオンのたてがみをつけた子犬"っていうようなことを言った。エッセイ本とか特に手越さんの強がりで不器用なところが顕著だよねー。(AVALANCHE~雪崩~感想 - 秋の日記)(AVALANCHE〜雪崩〜を軽く読み直してみた - 秋の日記)

今も昔もずっと手越さんは優しい人だけど、手越さんの優しさってなんでも無条件に『いいよいいよ』っていう大らかな優しさじゃない。困ってる人が居たら迷わず助けに行くとか、みんなを笑顔に幸せにしたいとか、相手を思って時には厳しいことも言うとか、そんな優しさ。でも、そもそもの性格が強かったり言葉が真っ直ぐで他を寄せ付けない感じだったりするから、表面だけしか見えてない人にとってはその優しさが伝わり辛い。

だからさ、こんなにも手越さんは優しいのに、それが周りに伝わってないのがもどかしいと思うし、わかる人だけがわかればいいなんてそんなの勿体ないと思う。でもそうやって不器用なところも全部引っくるめて手越祐也だし、なんかそういうところも含めて手越さんらしくもあるから、『本当この人は仕方ない人だわ〜……』と私はそのまんま受け入れてる。

あと、手越さんって色んなことがわかってるはずよ。6人→4人になった時に、

NEWSファンの中には、個人のファンもいれば、テゴマスを好きと言ってくれる人もいる。でも、6人でいるところが好きっていう人が絶対にいたはずだから、その人たちには本当に申しわけないと思ってます。すみません。

って言ってるし。ちゃんと人数が減る痛みやファンの気持ちを理解してる。『じゃあなんで辞めたんだよ!!』ってなるよねー、わかるー。他にも

俺自身は”NEWSが何人になったとしてもやってやるぞ”という気持ちなので、すごく前向きなんだ。4人のNEWSを心から楽しみたいっす!けーちゃん、しげ、まっすーと俺の4人は、Jr.時代からいっしょに番組も出ていて、結局、結成前からの顔見知りのメンバーが最後に残ったんだよね。このメンツなら、同じ方向を見て”やるぞ!”って決意をしたときに、ワッと力を合わせられると思うな。

って言ってる。これ以外にも色んなところで手越さんは、この先もずっとこの4人でNEWSをやっていくってことをたくさんたくさん示してくれていた。

『じゃあなんで辞めたんだry』。……要は、手越さんのこれからについて - 秋の日記でも話したけど、ただただ自分のやりたいことがジャニーズ事務所ではできないから離れたってだけ。

ジャニーズ事務所のこともNEWSのこともNEWSファンも大事に思っているし大好きよ。マジで『ここ(ジャニーズ事務所)じゃ俺のやりたいことは全部叶わない』ってだけだと思う。

今の手越さんの活動を見てればわかるけど、色んな人と音楽をしたかったし歌う場所を増やしたかったしファンとももっとコミュニケーションをとりたかった。

何が悪いとかなくて、『やりたいって思ってることをやりたかった』っていう至極簡単な話で、ジャニーズ事務所で手越さんがやりたいことが全部叶うならジャニーズにもNEWSにも居たよ。でも叶わなかったから離れざるを得なかった。

だけど別にジャニーズ事務所にはジャニーズ事務所のやり方があるってわかってるからこそ、『こうするしか道無いよなぁ』っていうだけの話で、ジャニーズ事務所を嫌ってる訳ではないでしょ。むしろ自分を育ててくれた事務所にめっちゃ感謝してるよ。

あと今回エッセイ本を少し読み返した時になんでだろう?って思ったのが、『35歳』という数字を手越さんは出してた。当時32歳だった手越さんは『あと3年経てば、35歳になってしまいます』って書いていた。これはキリが良い数字だったからかもしれないし、weeeekの35歳があったからかはわからない。

でももしかしたら、35歳を過ぎた自分がカッコイイ大人になっていられるように、胸を張って生きていられるように、っていうのも、動き出すキッカケになったのかもしれない。

手越さんとしてはSTORYが終わった次の年の2021年3月に辞めるつもりだった。そこからやりたいと思ってることをやって、35歳を過ぎた自分がカッコイイ大人になってることを夢見ていたのかも。

結局そんな未来になってないから実際はどうなるのかわからないけど、もしも順調にSTORYが行われて2021年の3月に手越さんがジャニーズを辞めてたら、あの人はきっと『やり切った!!』と思ってスッパリNEWSとは決別してたような気がする。

本当我儘だし自己中だし4人のNEWSが好きな私達の気持ちやNEWSに携わる人達のたくさんの思いはどうなる!!ってそう思うけど、『手越さんだからなぁ……』って私はなりそう。

今まで見てきた手越さんってそういう人なんだよ。思い切りが良すぎるし、また増田さんの言葉を使わせてもらうけど、"今まで会った人間の中でいちばん我儘"って言われる人だし。

なんかよくわかんないけど、ハッハッハッハって高笑いしてる手越さんと、それを見てめっちゃ呆れるコヤシゲマスの顔が見える。「手越ってそういうやつだよな」「決めたら本当揺るがねーよな」「オイ、ふざけんなよ!!」って。

でも「いやいやいや、俺居なくってもあなた達なら大丈夫よ」ってそう笑うのよ。「小山さんも増田さんもシゲもみんな超すげぇから!」って自信満々に。

思い返せばエッセイ本のコヤシゲマスへのデレデレ具合とかも相当だったよ。みんな知ってる??

小山さんには『本当に良い奴。誰にでも優しく、面倒見も良く、僕みたいなヤンチャな人間であっても「よしよし」となんでも受け入れてくれる。僕にとっていつもお兄ちゃんみたいな感じ』って言ってて、

増田さんには『アイドルとしての高いプロ意識を持ってて、アイデアマンでありながら、人の意見に耳を傾ける謙虚さもある』って言ってて、

加藤さんには『ルックスが良く、パフォーマンスが優れているだけでなく、頭の回転がとにかく速い。全てにおいて、僕の総合評価は彼がナンバーワン』って言ってる。しかも

そして今回、僕の愛すべきNEWSを離れますが、僕の意思を引き継ぎ、加藤が中心になって、リーダー的に新NEWSをさらに高みに連れていってくれるのではないかと思っています。加藤、僕の愛すべきNEWSを本当によろしくお願いします。

なんて書いてるから、私の中の加藤シゲアキが「はぁ!?んなこと言われても困る。お前がなんとかしやがれ!!」と言うとる。

だからなんというか、2021年3月には結果的には似たような感じになると思うんだよ。でも何もなくその日を迎えてしまったら本人の気持ちとしては、綺麗に終わらせられたことで満足しちゃいそうだよね。コヤシゲマスも『こんにゃろう!!』って思いつつも『仕方ねぇな……本当我儘にも程があんだろ』ってめっっっちゃ呆れながらも手越祐也をしっかり理解してるからこそ結局笑っちゃってそうだし。

でも何もかもが中途半端になったことで手越さんに未練を残せた。それゆえに

今回の退所でどうしても実現したい、ひとつの大きな夢ができました。それはどういう形であれ、NEWSの3人のメンバーと一緒にいつの日か、「STORY」ツアーを開催する夢です。

って。NEWSに対してクソデカ感情を抱える私としては、そうやって常に有言実行させようとしている手越さんがNEWSに交わりたいという大きな夢を語っているだけで胸熱!!その気持ちがあることに、ニコニコする。3人のSTORYも4人のSTORYも土台は一緒だけど決して同じ物にはならない別物だし、私は強欲な人間だから、NEWSが作り出すものを全部見てみたいよ。そしてその夢を叶えてほしい私は『中途半端に投げ出すなんて良くないもんね。ほら、男としても良くないんじゃない?』『あーあ、4人でのSTORY見たかったなー。見られないなんて後悔しか残らないなー』ってツンツンしたくなる。

手越さんってさ、3人のこともNEWSも本当に大好きだよ。3人のNEWSが作るものを誰よりも楽しみにしてるし期待してるし、それによって「俺も負けねー!!」って闘志を燃やしてるのよ。戦友でありライバルだから。

僕が抜けてもNEWSは絶対続けてほしいと心から願っていたので、ホッと一安心です。

山下智久錦戸亮が抜けたときに4人で決めたように、小山慶一郎加藤シゲアキ、増田貴久の3人でよく話し合いながら、新しいNEWSの音楽を追求していってほしいと思います。

偶然なのか必然なのか、今回彼らが追求するのは『音楽』だし、本当面白い。

 

 

 


で、めちゃくちゃ前振りが長くなってしまったが、すべてのキッカケになった増田さんの「(NEWSは)オレ守るし」「(NEWSには)オレいるし」って話を、ここからやっとスタートさせます。

私は増田さんのその発言を、6人→4人になった時の手越さんの心境に近い、強がり系の何か(あえて大きなことを言って、自分の逃げ道を塞ぐ)なのかと多分感じたんだと思う。でも、過去の雑誌の記事やインタビュー映像を見返してそれは違うと思った。

だってあれは、増田貴久のまんまだった。

いつだって増田さんは正直者だと思う。あえて言わない言葉とかはもちろんあるだろうけど、増田さんから発信されたものに嘘偽りはない。あの人は常に言葉に責任を持ってる。思ってないことを言うことも、誇張して言うこともない。

じゃあどういうことかというと、増田貴久がシンプルに成長したってことなんだと思う。

本人も言ってた通り、そして過去の雑誌の記事にも書いていた通り、増田さんにとって6人→4人が1番見えてなかった。

増田さんって本当”NEWS”ってものが好きなんだと思う。何者でもない、ただのJr.の増田貴久だったけど、初めてNEWSの増田貴久という確固たる名前と居場所ができたことが、本人としては嬉しくて嬉しくてたまらなかったんだと思う。

だからこそ、そうなったキッカケである手越さんを増田さんは誰よりも特別に思ってたよ。

すごく言い方が難しいんだけど、手越さんに対して増田さんは、『俺のもの』って意識は少なからずあると思うんだよね。『手越は手越だけど、でも手越は俺のもの』みたいな。2人で1つ的な。上手い言葉が全然見つからない。小山さんが『俺の相方はシゲ』って、加藤さんが『俺の相方は小山さん』って言うみたいな。唯一無二の存在。運命の相手。

増田さんが手越さんと初めて会った時、ジャニーさんに「ユーたちはふたりいっしょにいたほうがいいよ」って、「ふたりでいっしょに歌ったほうがいい」って言われたと増田さんは言ってて、その時のことを

グループになる前でも、よく言うシンメ(ペアで自分の対称になる人)がずっと同じ人っていうのが俺にはいなくて。だからジャニーさんが「(手越と)ふたりでやるといいよ」って言ってくれたときはうれしかったな。そんなふうに言われたのは初めてだったから。

って言ってる。初めてできた相方で、しかもまだジャニーズに入ってから数ヶ月ぐらいの手越さんはジャニーズのことも芸能界のことも右も左もわからなくて、多分増田さんにとって手越さんって相当可愛かったでしょ。生意気だなとか負けず嫌いだなとか我儘だなとか思いながらも、手越さんに優しくしてたし面倒も見てたんだろうなぁ、って実際はわかんないけど私はそう思った。

手越さんも手越さんで、4年も先輩の増田さんに対して、初めて会った時の印象は『俺にとってのまっすーは、事務所では先輩なんだけど、「お前、後輩だろ」みたいな感じもないし、単純にひとりの男としてすごく”やわらかい”って印象』って言ってる。当時の手越さんって気は強いけどだいぶ人見知りする人で、それなのに4年も先輩な増田さんを最初から「まっすー」って呼べちゃうのって結構すごいことだと思うんだよね。だって手越さんって4歳からずっとサッカーをやってた体育会系だし、上下関係をきっとうるさく言われてるだろうに、歴も年齢も自分より上の増田さんを「まっすー」って呼べたのって、それだけ増田さんが人懐っこくて柔らかかったからだと思う。なんかもうほんとに手越さんと増田さんって色々とすごく良い組み合わせだったんだろうね。

でも年齢を重ねるごとに性格の違いもあって、プライベートで一緒にいる時間はどんどん減っていったんだと思うけど、最初に関係性を築き上げたことでしっかり土台が出来ていたし、性格の違いがあるからこそ、相手は自分に無いものを持ってるから、それが作品を作る上ではプラスになってたことがよくわかる。

まぁ性格が違うからこそ言ってることが反対になることは多々あったけど、本質は似た物を持ってたし、ただただ自分の考えを言ってるだけで、別に相手を傷付けようと思って言ってる訳じゃないのもわかるし、お互いの存在をリスペクトしてるのもちゃんと感じた。

増田さんにとって手越さんはきっととっても特別な人。初めての相方だし、手越さんとの出会いがあったからこそNEWSは生まれてNEWSに選ばれて"NEWSの増田貴久"っていう確固たる名前と居場所ができたし、負けず嫌いで歌が大好きな手越さんだったからこそ増田さんも色んなことに真剣になれたし歌に本気になれた。

"歌えるグループにしたい"って言われてNEWSが結成された経緯がある。驕りかもしれないけど、僕と手越の出会いがなければNEWSってものがなかったかもしれないって思ってる部分もあって。わかんないけどね。少なくとも、NEWSが結成されていなければ、今僕はここにいないし、テゴマスだって生まれてない。こんだけ歌うことを追求できているのも手越との出会いがあったからだと思うし、歌についてこれだけこだわるようになったのも、手越に出会えたからだと思う。ホントに感謝してる。手越との出会いがNEWSにもテゴマスにもつながったんだから、すごく大っきな出会いだよ。

テゴマスってさ、性格が違う2人だけどどこか似てる。それって長年一緒に居て、同じ方向を見ていたことで似てきたんだと思う。運命があるとするなら、確実に2人の出会いや存在が運命。そこに理由をつけることすら野暮だと思うぐらい、2人の関係性って上手くハマりあっている。

でもそうなっていったのはやっぱり過程があったから。NEWSが何もなく順風満帆なグループだったなら、2人の関係性はここまで築き上げられなかったと思う。9人→8人、8人→6人、6人→4人、NEWSが好きな増田さんは毎回必ず傷付いてきたし悲しんできた。

3人抜けて6人でのスタート……そのときは俺、けっこうな頻度で泣いてたよ。事務所に行って、みんながそろった時に”無期限活動休止”を告げられたんだ。電車の中でめっちゃ泣きながら帰ったよ。もう「終わった」と思った。いや、「終わらされた」って思いもあったな。ムカつくっていうんじゃなくて、ただただ悲しかった。今思えば、怖かったのかもしれない。何が怖かったのかわかんないけどね。

「6人のNEWSがなくなる=NEWSがなくなる」って俺は思ってた。

俺はやっぱり6人のNEWSが大好きだったし、これまで6人で作ってきたものに自信があった。これからも6人で何かを作れると思っていたから、気持ちを切り替えて4人でやっていこうとはすぐには思えなかったんだ。

そんな増田さんを支えた人は友人とか待っているファンとかたくさん居ただろうけど、確実にその内の1人は手越さんだよ。

実際に『NEWSを、テゴマスを、どうするべきか不安だった時期、支えになったのは誰?』って質問に対して増田さんは

手越の存在かな。ふたりで話し合ったのは大きかったですね。"NEWSとテゴマスどちらかひとつにしたほうがいいんじゃないか?"って周囲の声が大きくなっていったんです。未来が見えないNEWSと、存在が確立しているテゴマス……。でも、NEWSを残すためにテゴマスをなくすのも、テゴマスを一生懸命やるためにNEWSをなくすのも、やっぱりおかしいよって、ツアーの前も、ツアー中も手越といっぱい話し合って。手越も、僕もNEWSに対する想い、テゴマスに対しての気持ちや愛がすっごく大きい。あいつ言ったんです。"どっちがじゃない。全部大事なんだ!"って。あ、同じ思いなんだなって。それで心が決まった。ホントに悩んで、悩み抜いて、どうしたらいいのか、泣きながら話したこともあったからね。

って答えてる。手越さんの存在が増田さんを救ったんだと思う。同じ気持ちを持ってることに勇気付けられたんだと思うし、『手越と一緒なら大丈夫。これからもNEWSとしてやっていける』って思ったのかもしれない。

でもそれはそれとして、増田さんとしては、違う不安も浮上した。

ふたりが辞めたとき、俺はまずレコード会社の人に「今までNEWSで作ってきた曲を歌い続けさせてください」ってお願いした。俺は今まで作ってきたNEWSの曲が大好きだし、大切にもしてるけど、俺が思ってるよりもっともっと大切に聴いてくれてる人がたくさんいるわけで。(……)6人でやってきたものを4人で歌い継ぐってことは、歌割りも変わるし、歌う部分も増える。「何があっても残したい」とは言ってきたけど、実際に続けられることになったとき、俺は「歌えないかもしれない」って思ったんだ。4人で歌い継ぐということは、今まで6人で作り上げてきたもの壊してしまうことにもなる。その葛藤がすごくあった。それに、山下くんと錦戸くんの歌割りを引き継ぐからには、よりよく歌いたいし、「クオリティ下がったな」とは絶対思われたくない。俺、負けず嫌いだから。そんなプレッシャーがあったんだろうね。

これって音楽アルバムのインタビュー映像に繋がる、めっちゃくちゃ大事な話だと思う。インタビュー映像では『持ってきてくれた楽曲に対して口を出すか出さないか』って話だったと思う。その話の中で増田さんは、

昔はよくあったじゃん。人数がいっぱいいた部分もあったし、1個のワードなのに3人で割ってるとか、俺はこのワードとこのワードに対しての2人が違う思いで歌ってたらこの歌詞に意味がない。だから俺を歌わなくていいから、例えば小山が全部歌ったほうがいいって俺は言ってた。

そもそも自分が歌うものに対して責任を一人一人持つべきだって思うから、だから俺もわかんないけど、俺はこの歌詞はあんまり歌いたくないと思ったら歌わないって風にしようと思った。今までないんだけど。

と言っていた。そしてさらにこの話に繋がる話を加藤さんが過去の雑誌で話していた。

歌割りか歌い方とかだと思うんだけど。俺、それがホントどうでもよくて、何回か「どっちでもいいじゃん!」って言ったら、まっすーに真剣に舌打ちされたの。それまでまっすーって怒るイメージがなかったから、「あ、まっすー、そこはこだわるポイントなんだ」と思ってビックリしたこと覚えてる。その時「俺はプロ意識が低い、俺ダメだ〜」と思ったのを覚えてる。

って。増田さんにとって歌詞に対しての思いは譲りたくない部分で、だからこそ良い歌を歌うんだなぁって色んな話が繋がった結果、私はそう思った。

ただ、歌詞に対しての思いが強いからこそ、増田さんは誰よりも歌詞を引き継ぐってことが重く感じたんだろうなぁ、って。

だけどそんな増田さんが音楽アルバムのインタビュー映像で

それこそ。4人でやったライブの時とかは、人の歌割りを自分が受け継ぐことに対しての責任感やどういう風に歌えば認めてもらえるんだろうってことを思ってたけど、なんか今はそういう感覚じゃないかもね。『"こっちの方がいいじゃん"って思ってもらおう』みたいな感じかもな。

って言ってることに、物凄い成長を感じた。

思い返してみれば、増田さんは美しい恋にするよのコンサートで、歌割りを引き継ぐことに不安を抱えていたけど、引き継いだ歌割りをファンが受け入れてくれたことに泣いてたよな……。増田さんが不安に思ってた気持ちとか、それを受け入れてもらえたことに安心して泣いた増田さんとか、色んなことを経て今は『"こっちの方がいいじゃん"って思ってもらおう』って思えるようになった増田さんに、私がめっちゃ泣けた。色んな過程が増田貴久を強くした。

 

これは前々から密かに思ってたことなんだけど、手越さんは2020年3月に3人に辞めるってことを伝えたらしいけど、増田さんはそれより前に手越さんが辞めるってことをわかってたんじゃないかなぁ?って。

『いつの日かそんな未来がくるのかもしれない』って、ずっと隣に居て、誰よりも手越さんを理解している増田さんなら、きっとそんな未来が確実に来ることがわかっていたのかもしれない。そして、『手越が決めたことなら仕方ない』ってそう思っちゃったのかも。

だって手越さんへの理解度がまだまだ低い私ですら、『手越さんだからなぁ……』ってそう思っちゃってるし。そりゃ、手越さんが辞めたことに対して、『ふざけんなよ!』『いい加減にしろよ!』『4人でやっていくって言ってただろうが!』『NEWSファンや俺達を応援してくれてる人達を悲しませやがって!』って怒りも確実にあると思う。

でも、『手越祐也だから』と思ってる節が増田さんにもありそう。本当はアイドルとして、プロとして、理解したくないし納得したくない部分もあるだろうけど、嫌でも理解できてしまうし納得できてしまう。

……まぁ実際のところ、私はなんも知らんしわからんけどね←。今語ったことは全部、ただの私にとって都合が良いだけの妄言。

だけど事実としてあることは、2人は18年近く一緒に居たし、増田さんは手越さんが我儘だってことを誰よりも知っているし、一度決めたらブレないことや思い切った決断をする人だってことをわかっている。

少なくとも僕が知ってる人の中で、あいつがいちばん頑固だし、いちばん負けず嫌いかな。めちゃくちゃ気が強いじゃないですか。自分ができると思ったジャンルにおいて誰かに負けるなんて、あいつの辞書にはありえない。頼もしいよね。"どっちがいいかな?"って聞けば、"こっちでしょ!"って断言してくれる。自信を持って言いきってくれるから、こっちも"そうだね。わかった"ってなるよ。けっこう頼ってる部分は多いかな。

(手越は)迷っても、決めるときは自信を持って"こっち!"って決断する。

手越は、わりと優柔不断な俺とは正反対。どんな状況でも、自分の考えを最後まで突き通す勇気があるね。俺、さっき出前で親子丼をとろうとしたら店が休みだったから、別の店でうな重を注文したのね。もし手越が俺の立場なら、親子丼がないってわかった時点で何も食べないと思う。それぐらいら思いきった決断ができる男です。

増田さんは優柔不断な性格だから、迷った時にいつだってどっちかを決めてくれる手越さんが好きだった。手越さんはどんなものでも自信を持って答えてくれるから、その答えに、増田さんも自信と勇気をもらっていた。何かの番組でそんなようなことを増田さんは手越さんに伝えていたし、手越さんもそうやって優柔不断な増田さんが自分を頼ってくれるのが嬉しかったから、

慎重な性格といろんな勉強していて知識があるがゆえにコレって決断できないときはオレが決断するので、これからもそこは任せてください。

と言っている。でも、いつだってどっちかを見極めて決断してきた手越さんが、6人→4人になる時には、NEWSとテゴマスのどっちかを選ばずにどっちもを選んだことも、増田さんとしてはとっても嬉しかったことで、尚更手越さんの決めたことを増田さんは信じていられたのかもしれない。『こいつが決めた方を俺は信じる』って。

だから4人→3人になった時に増田さんって、『手越が決めたことなら仕方ない』ってなったんじゃないかなぁ、って自分に都合がいいようにしか想像ができない私の頭はそんなことを思ってしまったんだよね。

それに、もう増田さんは何があっても大丈夫だと思えるようになったんだと思う。昔とは違って、NEWSというものを残していける自信がついた。

それが音楽アルバムのインタビュー映像での、「(NEWSは)オレ守るし」「(NEWSには)オレいるし」に繋がったんだろう。増田貴久のありのままの言葉。本人も「自分達が守ってきた自負がある」ってそう言っていたし。

 

ただ、NEWSというものを残していける自信ややっていける自信があったとしても、手越さんがNEWSに居ない悲しみを確実に増田さんは持ってるだろうよ。

手越さんは増田さんの初めての相方だったし、NEWSという確固たるものになれたキッカケだったし、手越さんが居たからこそ歌にこんなにも真剣になれた。それを増田さんはずっと語っている。

どう考えたって増田さんにとって手越さんは特別な存在だ。メンバーが減る悲しみはもちろん、私達には計り知れない物もたくさんたくさん抱えているのかもしれない。

それに、NEWSは守れたけど、テゴマスは止まってしまった。増田さんにとって、NEWSと同じく、テゴマスだって大事なものだったはず。テゴマスは素敵な曲が本当に多いから。

だけどNEWSの曲は歌い続けられるけど、テゴマスの曲は増田さんだけが歌うんじゃ意味がない。きっとそれを増田さんは誰よりもわかってる。

私は手越さんが辞めたことで1番悩んだのはそれだった。(テゴマスの世界 - 秋の日記)

増田さんは責任感がある人だし、テゴマスの曲が好きな人がたくさんいるっていうのもきっとわかってるから、もしかしたらそれに対して苦しんでるかもしれない。

そう思うと『増田さんをこんなにも悲しませたり苦しませたりしやがって!!』と、手越さんに対して怒りが湧くが、きっと相手を特別に思ってるのって決して増田さんだけじゃなくて、手越さんも一緒だと思うんだよね。手越さんだって増田さんを特別に思ってる。

手越さんにとっても増田さんって初めての相方だったし、Jr.歴が短くて人見知りもしていた手越さんが辞めずにジャニーズをやってこれたのは増田さんの存在があったからだろうし、増田さんが居たからこそ手越さんだって歌にこんなにも真剣になれた。増田さんと一緒だったからこそ、どんなところへも歌で戦いに行けた。

実際のところ、私には本当のことなんて何一つわからないけど、手越さんは『NEWSをもっと有名にさせたい』『NEWSがアイドルグループのナンバーワンになりたい』っていう夢があるんじゃないかと私は勝手に思ってる。

手越さん自身が有名になって名が知られるようになれば、必然的に『"元"NEWS』ってNEWSの名も自動的に流れるようになるから、自分の活躍がNEWSに繋がる。

なんとなくそういうことなんじゃないかと思う。手越さんは何度も言ってるけどNEWSが嫌で離れた訳じゃない。むしろNEWSが好きだからこそ、別の角度からNEWSを飛躍させるための挑戦をしてんじゃないか、って。もちろん本人的には『俺は1人でどこまで出来るだろうか』という挑戦もあると思うし。

だからNEWSやファンを裏切ったつもりも、NEWSを辞めたことを後ろ向きな選択だとも思ってない。この先の未来に賭けてる。手越さんは心から大事な物や居場所をなくそうなんて、そんなこと思ってないし、そんなことしない。

 

 

 

いやーー、怖いねーー、我ながらよくこんなにも色々と勝手に想像を広げて書けるもんだと驚くわ。6〜7割は妄想よ。色んな情報を合わせて、捏ねて、そうして作り上げているから、素材は一緒でも出来上がりが全然違うものになってる可能性は大。

いつだって私は『そうだったら面白いなー』って想像を広げて楽しんでいるのよ。私が楽しければそれでいい、って思ってるところが少なからずあるから、今はただただ楽しんで、いつかの未来に『あー、実際はこうだったかぁ』って答え合わせができればいいのよ。

まさか音楽アルバムのインタビュー映像での、「(NEWSは)オレ守るし」「(NEWSには)オレいるし」っていう増田さんの言葉の真意を知ろうと思って過去の雑誌の記事を読み返したことがキッカケでこんなに広がるとは思わなかった。

色んなことを思い出して、繋がって、納得して、あまりにも色んな事を私は思いすぎたから、それを吐き出したくなってしまった。

こんだけ書いてもまだまだ私の書きたいことは終わってないから、あと何個か音楽アルバムのインタビュー映像を見て思ったことを書き綴っていく。

 

 

 

何度見返しても、テゴマスへのクソデカ感情が溢れ出してるなー……。一万字超えてるぞ。我ながら怖い。でもやっと今まで書けなかったことも細かく書けた気がする。