手越さんがエッセイ本を出すと知り、何も迷わず私はポチッた。
でも冷静さは欠かさず、AmazonでAmazon限定版を1個、楽天ブックスで通常盤を1個、計2個買った。今考えてもこの判断は正解だった。Amazonで頼んだやつは到着が遅く、発売日が5日に対して届いたのは7日。たった2日だけどこの2日は大きい。5日に発売され、多くの人の手元に本が渡って読まれているのに、2日も読めないなんて内容が気になりすぎてずっとソワソワし続けちゃう。でも通常版を頼んだ楽天ブックスさんの方は発売日である5日に届き、すぐに読むことができた。楽天ブックスさんで買う方がポイントも貯まるからということで通常版は楽天ブックスさんにしたが、我ながらよくやったと褒めたい。
さて、5日に発売のAVALANCHEだったけど、東京の方では前日である4日に書店に並ばれたようで、早めに手に入れた人の意見を4日にいくつか見た。その時に悪い意見や、本の文章の画像を載せている人、『どうか買わないでください』『自分が代わりに本を買って内容を晒します』と言っている人など、様々な人を見た。
それに対して私はなんとも言えなかった。決して褒められた行動ではないが、きっと未だに辛く苦しい思いをしてるからこその言動なんだと思う。だからと言って誹謗中傷は絶対に許さないし、誹謗中傷されている相手が私の大好きでたまらない手越さんなら尚更許す気はない。でも心中お察しした。
とりあえず私自身エッセイ本はまだ読んでないし、色んな意見を見て、私が変な先入観を持たないようにだけ努めた。
手越さんのエッセイ本を読んだ感想は『面白かった』だった。あと読みやすかった。そのおかげで飲まず食わず休まずで、届いたその日の内にエッセイ本を読み終えた。私的には知らなかったことを知れてとても面白かったし、読んでいて何度も『ありがとう』と思った。でもNEWSや手越さんが好きなファンからしたら辛い内容だったことも理解している。
手越さんが今まで思ってきたことが直接本には書かれていた。『これはこうだったんだよ』『俺はこれに対してこう思ったんだ』と。暴露本というのを私は1度も読んだことが無いから何を暴露本と言うのかわからないけど、あれは手越さんの本心が書かれた本だと思った。
ただ挙げられた名前は当たり前だけどみんな有名人で、しかもそれぞれのファンが居るから、名前を書かれた有名人やそのファンが手越さんが書いたものをどう受け取るかわからないから、それは心配。
手越さんの表現ってとても真っ直ぐだった。真っ直ぐすぎて、わかんない人や余裕のない人が見たら勘違いすると思う。あと言葉も人間性も強いから、真っ正面から受けたら傷付く人もいると思う。言葉が強くて、言葉だけを見たらコヤシゲマスを下に見てる発言もあった。だけどそうじゃないってことをきっとNEWSファンならわかると思う。
例えば増田さんがテゴマスでやっていきたい派だったという話。この言葉だけを見たら増田さんは『NEWSよりテゴマスの方が安定してるからそっちを取る』だと話しの流れ的にそう思えた。でもNEWSが大好きな増田さんじゃん？そんな訳ないから『んー？』と思ったが、そのあと私の考えがまとまった。NEWSが好きな増田さんだからこそ、6人→4人になることでNEWSの質が落ちることが不安だったんだと思う。メインの2人が抜けたことで人気や歌や良さが落ちるならやらない方がいいのかも、とNEWSが好きでプロ意識が高いからこそ自信が持てなくて不安定になっていたのかもしれない。もし4人が6人を越えられないようなら、綺麗なままNEWSを残すのも1つの方法かもしれない、とNEWSが好きだからこそテゴマスとしてやっていった方がいいのかどうするべきかとグラついてたんだと思う。
きっとファンじゃないとこの過程を汲み取るのは難しいと思う。
そしてそのあとに続くコヤシゲへの言葉。コヤシゲのことを下に見てるんじゃなくて、手越さんが本気でNEWS4人でやっていくことを決意したからこその言葉だと感じた。あとNEWSが好きだけどNEWSとしてやっていく自信がまだつかず不安定な増田さんの為のようにも思えた。
増田さんはNEWSやNEWSファンに関することには本当に弱い。すぐに泣いちゃう。もちろん手越さん本人も『やってくからには！』って気持ちがあっただろうけど、弱い増田さんに代わってコヤシゲにビシッと言ったのかもしれない。と、テゴマス信者な私はそう思った。
ただ続けるんじゃなくて、6人じゃできなかったことをやって4人らしさを作っていく。増田さんのため、小山さんのため、加藤さんのため、まだまだ先が見えず不安定なNEWSを手越さんが先頭に立って引っ張った。
んーー……やっぱりこれNEWSファンじゃないとわからないから、NEWS知らない人が見たら勘違いするだろうし、NEWSファンだとしても詳しく知らない人は誤解しちゃうよ……。言葉足らずだったことは否めない。
あと読んで冷静になった時、私の中の増田さんがNEWSに手越さんが居ないことをすごく不安がった。現実の増田さんの気持ちはわからないから実際は何も気にせずケロッとして前を向いているのかもしれない。だけど私の中の増田さんはNEWS結成前からずっと一緒に歌い、どんな時でも共に歩き、切磋琢磨してきた相方が居なくなったことで不安定になっている。NEWSに手越は必要だったし、俺にとっても手越は必要だった。あぁ、そんな増田さんだからこそ手越さんは加藤さんにNEWSを託したのかもしれない。3人なら大丈夫だろうけど、でもやっぱり小山さんも増田さんも優しい人だから、先頭に立つ強さはない。だから自分と似ている加藤さんにNEWSの先頭に立つようにお願いしたのかもしれない。
エッセイ本を読んで再確認したけど、手越さんって自分じゃなく他人の為に怒ることができたり、大切な人が傷付かないように自分が盾になったり、ファンのサプライズに泣いてくれたり、見返りを求めず誰かのために何でもできる強い人で優しい人。でもそんな手越さんの強くて優しい良い所が中々世間に伝わらないことが私はとてももどかしい。多分、本人が世間が思い浮かべるエンターテイナーでチャラ男でスーパーポジティブな手越祐也で居ようとしてるから伝わらないっていうのもあると思う。
もっと楽な生き方ってたくさんあると思うが、『手越祐也』だからこそそれはできないんだろうなと感じる。手越祐也を生きるのも楽じゃないなぁ。
でもそんな手越さんを誰よりもNEWSの3人が理解してくれてたんだと思う。手越さんが辞めるという話をした時に3人が言ってくれた言葉にたくさんの愛を感じた。私はきっとこの先もNEWS +手越を夢見て生きるだろう。
手越さんの会見や今回のエッセイ本を読んで思ったが、本当に手越さんは頭の回転が早く、頭も良い。だからきっと言うべきことと言わないでおくべきことがわかっている。だけど言わなきゃ気が済まないことや、手越祐也だからこそ言わなきゃいけないことがあるんだと思う。だからこそ手越さんには賢く生きてほしいと思った。手越さんらしく真っ直ぐ生きながら、賢く生きてほしい。
エッセイ本に対して賛否両論あるが、SNSを始めたことでその言葉が直に手越さんに行っているのが私はすごく怖い。今回の件でたくさんのファンが離れた。そのせいで手越さんが落ち込んだ様子があったが、まだまだ手越さんを応援している人はたくさんいるし、今回の件でむしろ手越さんを応援してくれてる人も増えている。手越さんが大好きで心から心配している人は私も含めたくさんたくさんいる。だから自分の信じる道を進んでほしい。手越さんの未来に幸あれ。そしてNEWSの未来にも幸あれ。
どうかみんなで幸せになりたい。手越さんもNEWSも愛されるべき人達だからもっともっと愛されてほしい。
私は、手越さんが言ってくれた『NEWSが好き』『NEWSファンが好き』って言葉を一生信じていこうと決めたんだ。
