秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

やっと六畳間のピアノマンを見た

今年の2月にNHKでやっていたドラマだったが、『4話全部放送されてから一気見しよう』と思い、全話録画しておいてそのままだった。

そうしてようやく見るタイミングが来たようで、一気に見てきた。

 


加藤さんのラジオで何度かその話に触れていたからその話を聞いてて、勝手に私は暗めの話なのかと思っていた。

パワハラとかブラック企業とか、そういうのがメインでずっと薄暗い話が続いていくのかと……。でもそんなことはなかった。全体的に暗くなり過ぎず良い話だった。素敵だった。

確かに加藤さんが主人公をしていた1話目の話は決して明るいだけの話ではなかった。

ウォーターサーバーを売る会社に就職した3人。だけど上司からは使えないと言われる日々。懸命に仕事していくことで心身共に疲弊していき、その結果、同僚だった夏野くんは交通事故に遭う。

ただ、大変な状況でも常に優しい夏野くん、この会社がおかしいことに気付き行動を起こす大友くん、最後の1人になってまで会社に残りその後『働いてる人の手助けをしたい』と思うようになる村沢くん。もう本当に彼等はとても素敵な人達で、でもその人達以外にもたくさんたくさん素敵な人達が出ていた。

ウォーターサーバーを買ってくれた人、夏野くんのお父さん、夏野くんの友人達などなど、夏野くんを中心に、そして歌を中心に、みんなの心が救われていくことに見てて気持ちが温かくなった。

1話目の時は夏野くん達にパワハラをしていた上司は間違いなく悪人で、『最低野郎め!お前なんか嫌いだ!!』とそう思っていたけど、何かがあったのか、記憶喪失になったいた。過去の行いはなくならないけど、ゼロからスタートし、前を向いて進んでいることはとても良いことだと思った。

あと4話目の女の子は直接夏野くんとは関係ない子だったけど、夏野くんの歌によって救われていた姿に『そうだよね。うんうん、わかる。歌の力ってすごいよね』となった。本当この子が一時はどうなるかとハラハラしたけど、大好きな歌を歌えるようになっていて安心したし、私まで嬉しかった。

 

 

見てて色々と思ったが、やはり仕事関係の悩みってたくさんある。

今でもよく思い出すけど、私は就活生の時が本当に辛かった。人と比べると『それは辛くない』って判断されるレベルかもしれないけど、私が辛かったから辛かった!それ以上でもそれ以下でもない。

全部精神的なことだったんだけど、常に不安があった。就活の時期になって、ちらほらスーツを着て授業を受ける生徒達が多くなったり、バイト仲間も「会社説明会があるから少し遅れる」って遅れてきたり、それを見ていたらどんどんと精神が擦り減ってきた。

『あぁ私は何もできてない』『他の人と比べて何も進んでない』って。

でも何もかもわからなかった。キャリアセンターの職員は「自分の幅を狭めず、色んな説明会に足を運んでみてください」って言うけど、私は何をしたいのか自分自身でもわからなかったし、そのせいで私は何もしたくなかった。ただずっと就職活動を始める周りに焦る気持ちは常にあった。

置いていかれる。自分だけ何も出来ていない。今は何も考えたくない。どこにも行きたくない。ってずっと思ってた。マイナビとかリクナビとかで会社概要見て『あ!これいい』なんて前のめりにそう思ったことないかも。ただただ働きたくなかった。

将来の自分が見えなかったし、何をすればいいかわからなかったから『いつかは働かなきゃいけない』とかわかってるんだけど『働きたくない』がずっとあった。

まぁだから結局説明会って片手で数える程しか行ったことがないし、採用試験も1個受けたか受けてないかぐらい。常に就活のことを考えると精神が不安定で、そんな自分に嫌気が差して最終的には自分に真剣に向き合った。

紙を取り出して、何がしたいのか、何ができるのか、って、したいこととできることを書いて照らし合わせた。

安直だけどしたいことで、かつできることならそれって続くかなと思って。その方向性で仕事見つけて、春から働き始めた。その前後にも色々と苦しんだり悩んだりもしたけど、仕事自体嫌だって思ったことなかった。でも1年目の夏頃に一緒に働いていた同い年の子が辞めちゃって、その子に『秋ちゃんが可哀想』って言われた。割とそれが衝撃で、『え?私可哀想なの?』って思って、『あぁそっか可哀想なのか……』って7ヶ月ぐらいで最初のとこはやめた。魔法が解けた。ピアノマンでいう、洗脳みたいなことなんだろうね。その時はそんなこと全然思ってなかったんだけど、ふとしたキッカケでそれが解けた。

あと、キャリアセンターの職員は『新卒の価値』と『入った会社に3年は働け』ってそういうこと言ってたけど、みんながみんなそれに当てはまる訳じゃない。辞めたきゃ辞めるのが1番いい。

7ヶ月ぐらいで最初のとこは辞めたけど、同じような仕事に直ぐに就きはじめて、もうそこで3年以上は働いてる。最初の時に考えたやりたいことできることはどうやら間違ってなかったみたいで、我ながら天職だと思ってる。色々あるけどめちゃくちゃ楽しい。

あんなに就活の時苦しんでいたけど、意外と社会に出てみたら『海外でサーフィンやってて、お金なくなったら日本で一旦働く』って人とか居て、働くって割と自由なんだな、って思った。

人それぞれ正解は違うし、重きを置くことも違うけど、私は何よりも楽しいこととか遊ぶことが好きだった。だからお金のためだけに働くことも、仕事だけに生きることもできない、って思った。私の場合、やりたいことじゃないとそもそも続かない。だからやりたいことを優先した。そしてやりたいことができるのならあとは何処でもいいかな、って。場所は関係ないなぁと。そのあとは通いやすいさとか休日の数とかお金の面だった。

正直やりたいことが直ぐに見つかった私はラッキーだな、って思うけど、別に最初からやりたいことが見つからなくても、働いていく中で村沢くんみたいに『働いてる人の手助けをしたい』って社労士になりたいってことが見つかるかもしれないし、色々ある。

あと別に仕事にやりがいを求めてない人だっているし、私としてはなんだっていいと思ってる。

生きるって大変だけどどう生きるかは自分次第で、自分にとって良い生き方ならそれが良いしそれが正解。

押し付けかもしれないけど、でもどうせ生きるなら私は楽しい方がいいと思ってる。笑って過ごしていく方がきっと幸せ。

 

 

色んな人間が居て、色んな人生がある。

この六畳間のピアノマンにも言えることだけど、『世界はここだけじゃない』。仕事なんてたくさんあるし、生き方なんて自由。

一度きりの人生、自分の好きなように生きて何が悪い。一度きりの人生なんだから楽しんで笑っててほしい。ただただ自分が好きでやってることでも、もしかしたら夏野くんの歌のように誰かの救いや誰かの為になるかもしれない。だから何よりも自分が1番自分を信じてあげてほしいと私は思う。あと優しい心は強さの表れであるよ。

 

 


加藤さんイケメンだったなぁ……。マスク姿だったとしても顔が良いのがよくわかった。とてもとても素敵だった。

ドラマの役ってまたその人の違った姿が見られるから本当面白い。NEWSちゃん達よ〜〜、ドラマに映画に舞台に色々頑張ってくれ〜〜。これからも色んな姿が見たいし楽しみにしてるよ。

 

 


そーいえば、病院の治しかたも見たよ!!面白かった。母が「シゲが嫌な奴だ!!」って言ってたのも含めてすごく面白かった。