秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

加藤さんが作家でよかった

音楽アルバムの特典であるインタビュー映像で加藤さんは、

4人のNEWSがすごい好きだった。

と言った。そしてそれを聞いた小山さんから「4から3になった時はさ、どうなるんだろうって思ったでしょ?」と尋ねられ、加藤さんは

思ったよ。「やる意味あんのかな」とも思った。6から4とはわけが違うから、あの時(6→4)は”傷だらけでも行くぞ”みたいな。今回(4→3)はさ”傷付きませんよオレら”っていうスタンスで行ったわけじゃん。それがどう出るんかなぁって。

と答えた。


過去の雑誌の記事を見ていて思ったが、6→4になったのと、4→3になったのじゃ、状況が少し違う。

当時、俺ら6人になったNEWSのいちばんダメだったところは、話し合いが少なすぎたことだと思う。それは、本音を言って話すことに照れくささもあったし、みんなまだ自分の心を開ききれない年齢でもあったからなんだろうね。我が強すぎる部分も多かったし。もちろん、遠慮してるメンバーもいただろうし、気をつかってるメンバーもいたとは思うけど。俺らって、Jr.時代の経験がそれぞれ違うグループだったから、仲間に対して、みんなが自分の"素"を出せたのかっていうと、正直難しいところだったと思う。

と小山さんは話していた。そういえばStrawberryコンサートDVDの特典映像でも手越さんが先輩後輩気にせずもっと仲良い姿を見せればよかったとか、小山さんも先輩後輩を繋げられるのは自分しか出来なかっただろうからそれをすればよかったとかそういう話をしていたと思う。

4人になるまでのNEWSは、メンバー同士のコミュニケーションが足りていなかったのかもしれない。

でもだからこそ6→4になった時、これからどうして行くのか、何をしていきたいのかをちゃんとNEWSとして話し合い、方向性を固めた。その後、4人だけの食事会の時に個々の思いを話し合ったことを雑誌の中で語っている。

そもそも4人は前々から仲が良かったことで、話し合いがしやすかったんだろうし、自分の気持ちも伝えやすくなったのかもしれない。

そして6→4があったからこそ、その時に考えたことや後悔したことをまた繰り返さないように、きっとそれぞれが胸に刻んだ。

 

みんな(小山さん、増田さん、手越さん、加藤さん)、それぞれが6人のNEWSが好きだった。だからこそ色んな思いを抱えていた。

でも6人のNEWSを守るためには何をすればいいのかわからない中、唯一加藤さんだけは死ぬ気で小説を書き上げ、6人のNEWSを守ろうとしていた。

もしも僕が小説を書き上げたら、グループの未来を変えられるとも思ってた。おこがましいけど。たしかにグループのパズルが、ちょっとずつズレていってしまってたんです。でも、僕が本を出版できれば"このグループにいたら、もっともっとおもしろいことが起こるかもしれない"って思ってもらえるんじゃないかって。(…)結局、僕は6人のためには何にもできなかった。(…)6人のNEWSを守りたくて書いていたんだけどね。止められなかったけど。止めたかったな。

だからこそ、そういう面では1番辛かったのかもしれない。"6人のNEWSの為に動いたけど間に合わなかった。6人のNEWSを守れなかった"って。

そりゃ悔しい思いでいっぱいになるし、元々の加藤さんの性格もあるけど、山下さんと錦戸さんが抜けた時わかりやすく反感を持つ訳だわ。

山下くんから"がんばってね"ってメールが来たんです。"そういうことを言うなよ"って返した気がします。あのとき振り返らなかったんだから、いまさら振り返んないでよって。みんなは、" それぞれがんばっていこうな"って感じになってると思う。なんか僕がいちばん未練がましいんです。やっぱ、いちばん引きずってます。

と。そして私は、6→4の時があったからこそ4→3になった時、『加藤さんって手越さんに対してめちゃくちゃ怒ってるし、許さないと思ってるかも……。ううう、加藤さんごめん』ってそう思った。

6→4の時とは違ってしっかりNEWSとして話し合いをしていたし、手越さんの気持ちはずっと聞いていた。だから理解できてしまうことや納得できてしまうこともあるけど、4人のNEWSが好きだったからこそ許したくない気持ちを持っていたと思う。直ぐに許せるぐらいの生半可な気持ちを4人のNEWSに対して持ってなかっただろうし。

でも、もう加藤シゲアキって、ただのアイドルの加藤シゲアキじゃなくなってたんだよね。彼は6人時代の時とは違って、作家の加藤シゲアキという面を確立させていた。

加藤さんは作家としての仕事の方で、タイムリーなものがいくつかあった。私が覚えてるものだと、2020年7月18日のタイプライターズのゲストが北方謙三さんで、そこで加藤さんはハードボイルドな北方さんの考え方に触れた。そして2020年の下半期の直木賞にノミネートされた加藤さんは、同じタイミングで芥川賞にノミネートされ、芥川賞を受賞した宇佐美りんさんの『推し、燃ゆ』にも触れた。

これは私の希望的観測なんだけど、多分それでアイドルとしての加藤シゲアキの思考に、幅広さを与えたのかもしれない。『そういう考えの人もいる』って。他の作家の小説や作家としての加藤シゲアキの仕事を通して、昔と似たような状況なのに、全く違う加藤シゲアキを生み出した。

 

あとこれも少し語っておきたいんだけど、昔からずーーーーーっと手越さんは加藤さんのことが好きなんだよね。自分と加藤さんを"太陽と月"と言ったり、"運命"と言ったり。手越さんって加藤さんの顔面強火担だし、笑っちゃうぐらい本当に手越さんは加藤さんが大好きだ(加藤さんのこと1番好きなジャニーズの後輩って手越さんでしょ - 秋の日記)。

それを加藤さん自身もわかってるし、手越さんから好かれてることに『はいはい、わかったわかった。ありがと』となりつつも嬉しく思っていたと思うんだよねー。

「ピンクとグレー」が本になったとき、映画化が決まったとき、手越がいちばんよろこんでくれたんだよね。"シゲはすごい!"って。

って言ってるし。『NEWSを引っ張るのは俺とシゲだと思ってる』の話とか、コンサートの後の動きは一緒だとか。

テゴマスは運命だけど、テゴシゲも運命なんだよな。

 

もう私の中の加藤シゲアキは手越さんのことを許す許さないとかそういう域は超えてて、ただただ呆れながら笑ってるんだよね。『お前って本当仕方ねぇ奴だな』って。

確かStrawberryコンサートDVDの特典映像だったと思うんだけど、加藤さんが「NEWSでいる時よく笑ってる」「(NEWSは)終わらない青春」みたいなこと言ってたと思うんだよね。

加藤さんは4人でワイワイしてる時間が好きだったしそれを心から楽しいと思ってた。

そして同い年の手越さんとくだらないことではしゃいでる姿はアイドルや作家の加藤シゲアキではなく、そのままの無邪気な加藤シゲアキなんだよね(テゴシゲ布教をしたい - 秋の日記)。

 

どの時代のNEWSも、NEWSを全力でやってきたし、全力を真っ当してきたその時のNEWSを好きだし愛してると思う。

そうわかってはいるけど、やっぱり言葉にしてくれないとわからないことが多い。

私はNEWSを親のように思っているし、親だと思っているからこそ、それを全部正解だと信じて疑わない。親の言うことが絶対。だからNEWSが悲しんでたら悲しくなるし、何かを「嫌いだ!」って言ったら嫌いになるし、その言葉に従順に従っちゃうところがある。私だけでなく、NEWSに対しての思いはそれぞれ違うだろうけど、総じてファンというものはピュアなんだよね。

でもそれって逆を返せば「〇〇が好き」って言ってくれれば、ファンは同じくそれを好きになるよ。『好きって言っていいんだ』『私もそれを好きになっていいんだ』ってピュアだからこそ、そう思えるようになると思うんだよね。

 

 

 

みんなが持ってる気持ちだとわかってはいたけど、加藤さんが「4人のNEWSがすごい好きだった」としっかり言葉にしてくれて嬉しかったし、私も同じ気持ちだからニコニコした!