自粛期間だけれどタイミングよくプロジェクターを買っていたことで、NEWSコンサートDVD鑑賞やAmazonプライムで映画ざんまいしたり、加藤さんの小説を読むなどして割と楽しく過ごしていた。特に不満はなかった。
だけど5月に入りふと『私、ゴールデンウィークは北海道旅行の予定だったんだよな……』とカレンダーの5日〜7日に『北海道旅行』と書いていた文字を黒マジックで消してるのを見て、一気に悲しい気持ちになった。
そして『旅行も無くなったし、友に会えてないし、遊びにも出られない……。もー！！！』とゴールデンウィークをキッカケに一気に怒りも湧いてきた。
……この鬱憤晴らさずにおくものか！！！！
鬱憤を溜め込む気は1ミリもなく、直ぐさま友に『通話しよう』とLINEした。それまで文字での連絡は何度もしていたが、通話は自粛期間中初めて。
友から良い返事をもらい、次の日の20時から通話を開始した。NEWSについてや近況報告などなど、結果20時〜翌朝4時までの8時間喋り続けた。ひたすら喋りまくった。楽しすぎた。
でも正直まだまだ話したいし、もっとなんか違う楽しいこともしたい。
「今日の夜コンサートDVD同時再生しよ」と提案し、さっきまで8時間喋ってたにも関わらず今日もまた話そうと、2夜連続で通話が決定した。
お互い暇しており、19時半頃にとりあえず通話を繋げた。全く何も決めていなかったので「何見よっかー？」と話し合い、EPCOTIAに決定した。
家族がまだ起きていたので私はプロジェクターを使って鑑賞を始めたが、同時再生するとなるとプロジェクターは不便で仕方ない。プロジェクター使う時はいつもポータブルDVDプレイヤーを繋げているから、スタートしたあとは何分何秒経過したのかがわからず、合わせるに合わせられない。そのため音声通話からビデオ通話に切り替え、お互いの映像を見てだいたいこの辺だろ！と合わせた。
始まってから思ったけど、別々のところに居ながらも同じものを見て話すことで、友が近くに居るような気がした。いつもと同じコンサートDVDだけど、いつもとは違うコンサートDVD鑑賞に『あー、これ面白いな』って、すごくすごく楽しい気持ちになった。
鑑賞中は常に気になったことや思ったことをポンポン話すので会話が尽きない。「ここの増田さんのジャンプ好き(TWINKLE STAR)」「小山さん本当ヘタクソで可愛い。もう慣れてもいいだろうに全然慣れてない。愛おしい(LIVE)」などなどずっと喋り続ける。そしてそれに対して相手から相槌や返事が来るのがさらに楽しい。独り言だけど独り言じゃない！！！
多分だけど、前に一緒にコンサートDVD鑑賞会した時よりもお互い喋ってたと思う。状況的には1人で見てるのと同じだからNEWSちゃん達の素敵シーンにイチイチ反応しちゃって感情に自制が利かない。友の方もそうだったのかはわからないけど、私はそうだった。なんとなく気恥ずかしくて我慢していた部分やどうでもいいちょっとした部分だったとしても、鑑賞してる環境が自分の家という安心する場所だからか、気付けば全部言葉にしていた。あとはきっと、『伝えたい』という気持ちもあったんだと思う。別々の場所で見てるから、自分が『ここ良いな』って思ったところを正確に伝えたくてイチイチ言葉にしてたのもあると思う。
ほぼほぼ喋ってたけど、バラード曲や真剣に聞きたい曲ではお互い静かになり、終わった後に「聞き入っちゃうね」と言葉を発していた。
途中から家族が寝たので場所を移動し、DVDデッキを使ったので、何秒と時間を合わせながら見た。最後の方は合わせるのに慣れ、何秒と合わせなくても、スタートから合うほどにまでなった。
私のワガママもあり、結局コンサートDVDはEPCOTIA→NEVERLAND→White(ディスク1+ディスク2のencoreから)を見た。時間も前日同様4時頃まで見たので、その日も8時間通話したことになる。
2日連続でここまで付き合ってくれる友は良い奴だな、としみじみ思った。
初めて同時再生というものをしてみたが、とてもとても面白かったし良いものだった。何が良いって、遠くにいても同じものを見ながら通話していることで、近くに感じられる。でも物理的な遠さがあることでいつもより自分の気持ちをちゃんと伝えようと積極的に言葉にする。
今までとは違うゴールデンウィークを過ごせたし、通話も同時再生もとても楽しく、一気に鬱憤が解消された。また機会があればひたすら喋り続けたいし、同時再生してコンサートDVDを楽しみたい。
同時再生する時はDVDデッキを使って、何分何秒と合わせてやるとすごく良いと今後の勉強になった。
