秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

シンメであるテゴマス・コヤシゲの話

今更ながら、去年の年末に発売されたNEWSが表紙のAlphaを読んだ。

 


手越さんって特に自分の存在意義を考えて行動してると読んでて再確認した。逃走中に自分が出ることの意味を前に語っていたように、手越さんは幾度となく自分の存在意義を考えて行動してきている。だからこそ、テゴマスは踊りを踊らないという選択をしたんだと思う。そりゃ踊った方が映える。だけどテゴマスはNEWSとは全く別の存在でいなきゃいけなかったし、踊りを踊ることで100%歌にだけ力を入れることは難しくなる。

ただ、だとしてもジャニーズが『歌』だけで勝負するのは事務所側も本人側も勇気のある決断だったと私は思う。それこそテゴマスのデビューは20歳前後で、私が知る限り2人は小さい頃からボイストレーニングに通っていた訳じゃない。多分ジャニーズに入ってからちゃんと歌のレッスンを受け始めたんだと思う。だから最初の2人はただ単に歌が好きで、歌が上手い2人ってだけだった。

だけどジャニーさんはテゴマスの2人を見て、本気でこの2人でジャニーズの歌という概念を変えようと思ったんじゃないか。だから2人で歌うことを勧め、そしてNEWSデビュー時に2人に『ユーたちが歌を引っ張っていくんだよ。NEWSの歌を作るのは君たちなんだから』と言ったんだと思う。

20歳前後の、しかもデビュー当時はNEWSの一番端っこの立ち位置で知名度も低い2人がデビューして、他のプロの歌手達と肩を並べて歌を歌うなんてすごい怖いことだと思う。ミソスープ初披露の時に、ミソスープのサビに振付をつけてくれようとした振り付け師さんや周りの人の気持ちが痛いほどわかる。正直「無理でしょ」って思う。でもテゴマスの2人はもう歌だけで勝負をしていくことを決めていた。NEWSとの区別化や、他のプロの歌手達と同じ土俵に立つことなど全部全部テゴマスは受け入れていた。それこそもしかしたらジャニーさんの言葉を聞いた時からテゴマスの2人で『歌』を背負っていくことを決めていたのかもしれない。

『俺達を選びデビューさせてもらう意味』の答えが、歌に特化した踊りを踊らないジャニーズのボーカルユニット。テゴマスの意思を貫いたからこそジャニーズでは珍しい存在になり、ジャニーズの価値観を変えることができた。

そしてその選択を手越さんだけで決めたんじゃなくて、増田さんも同意見だった。ここがテゴマスのすごいところだと私は思う。テゴマスは真反対なのに、歌に関しては気持ちが同じ。同じ方向を向いて、同じ方向を目指している。だから自然と意見が同じになる。

テゴマスは友達になれないと私はずっと思い続けている。それはそもそも2人の育ち方が違い、性格も含め、考え方や価値観が違うから。そんな全然違う2人が友達になるのは難しいと思う。だけど『歌』という共通点がテゴマスを繋げた。

偶然じゃない運命だ!って私はそう叫びたい。こんなにも違う2人なのに、歌に関しては同じ気持ちを持っている。それは2人とも本当に本当に歌が大好きで、そしてお互いの実力を認め合っているから。全然違う2人だけど歌への気持ちが一緒で、共に歌を歌い、活動していく中で喜びや悲しみを分かち合ったからこそ、今見えている景色や思いが一緒なのかもしれない。テゴマス本人達も2人の出会いは運命だったと言っているが本当その通りだ。私も深く頷いた。


あと読んでてきゅんきゅんしたのが、一方的に手越さんが増田さんのことを知っていたという話。完全に手越さんの片想い状態。大丈夫だよー!これから2人は相方と呼び合う存在になるから。

他にも増田さんがたくさん手越さんとの思い出を覚えててくれて、なんかそれがすごくすごく嬉しかった。増田さんにとったら衝撃的な出来事や面白い出来事で忘れられないんだろうけど、そういう1つ1つを忘れずに覚えててくれていることが愛おしい。

そして手越さんもAlphaでは語っていないけど、手越さんも増田さんの免許の話やご飯の話など、増田さんについてたくさんの思い出を覚えててくれている。2人が真反対だからこそ、自分とは全然違う相手の行動が衝撃的で忘れられないだけなのかもしれないけど、それが逆にバランスがとれてて良い関係だなって思った。

 

 

 

コヤシゲって光でもあり闇の存在でもあると私は思っている。コヤシゲの心の距離感ってとても近い。近過ぎる。きっと最初から近かった訳じゃなくて、色んなことを経て、どんどん2人の距離感が近くなったんだと想像する。

そもそもの関係として、優しくて責任感が強い小山さんと人見知りでめんどくさい(褒め言葉)加藤さん、2人の相性はとてもよかったんだと思う。

私の想像でしかないんだけど、学生時代の加藤さんってやっかまれてたんじゃないかな?と。どうやらJr.として良い立ち位置をもらっていたのに中学受験するからと一時活動休止し、終わったら戻ってくるなんて周りはきっとよくは思わないと思う。それこそ2012年7月20日少年倶楽部プレミアムの時に増田さんが話してたけど、Jr.だとしても学校の授業や行事を休んでまで活動していた。なのに加藤さんは一時活動休止し、受験終了後また復帰した。その上良い学校に通っていることや、元々の加藤さんの性格もあり、ジャニーズ内に友達は多くなかったのかもしれない。だけどそんな中、17歳頃にジャニーズに入所した小山さんはそんな加藤さんの状況なんて知らないし、元々優しくて人懐っこい性格だったから直ぐに加藤さんと仲良くなれたんだと思う。

Alphaを読む限り、初めて加藤さんと会った時の小山さんは高校受験に失敗し、学歴コンプレックスのようなものがあった。それなのに小山さんは加藤さんの学校を知って純粋に驚けるのは、小山さんが優しくて純粋だからこそだと思った。加藤さんは小山さんのそういうところに惹かれたんじゃないかな?と思う。見た目はチャラチャラしてるのに実は頑張り屋で優しくて純粋。そんな小山さんだったから自分より3歳も下で人見知りでめんどくさい(褒め言葉)加藤さんに何の引っ掛かりもなく仲良くできたんだと思う。

私の想像でしかないけど、人懐っこい小山さんと人見知りな加藤さんだったからこそ、加藤さんの嫉妬は多かったと思う。自分には小山さんしかいないのに、小山さんには仲良くする人がたくさんいるだとか、記事にも書いてあったけど、色んな人に愛される小山さんがとても羨ましかった。加藤さんって頭良いし落ち着いてるし、本人も言ってたが「1人でできるでしょ」ってよく放って置かれていた。でもきっと加藤さんって寂しがり屋だから、構ってほしかったんだと思う。だけど自分から言えない人間だからひたすら待ち続けるしかなかった。

こういうところが加藤さんのめんどくさくて可愛いところだと私は思う。少し仲良い程度だったらきっと加藤さんは自分からは行けない。本当に仲良い人や好きな人じゃないと自分からは誘えないし声もかけられない。だけどだからこその小山さんだと声を大にしたい。小山さんの中に壁というものは存在しない。私はいつかのラジオで小山さんが語っていた『もう自分は輪の中に入っている』発言は本当に驚いた。小山さんのコミュニケーション能力の高さや考え方に度肝ぬかれた。この人は、人に愛されるために生まれてきた。もう加藤さんのめんどくささなんて、小山さんを前にしたら至極どうでもいいこと。小山さんにとって加藤さんはシンメでもあるし、友達でもあるからその隣から離れることはない。どんなことがあろうとも小山さんと加藤さんはずっと2人でいた。それはきっと、加藤さんにとって小山さんはなくてはならない存在だったし、小山さんにとっても加藤さんがなくてはならない存在だったからこそだと思う。


何も言わなくてもお互い分かり合っているなんて、それは夫婦って言うんですよ小山さん。


コヤシゲ話できゅんきゅんしたのは、加藤さんが言うんじゃなくて、小山さんが加藤さんの忙しさや良さを代弁してくれたこと。

加藤さんってわかりにくいところがあるから、素直で正直な小山さんがこうやって加藤さんの忙しさや良さを言ってくれるのありがたい。本当にわかりやすい。そして主演だった加藤さんよりも金田一の放送を楽しみにしていた小山さんは愛しい以外の何ものでもない。

 

 


一通り読んで思ったのが、テゴマスとコヤシゲという存在が真反対。

テゴマスは『2人だから楽しい』

コヤシゲは『2人だったら楽しい』

テゴマスは1人じゃ成立しなくて、2人じゃなきゃ意味がない。テゴマスは友達じゃなくて『歌』で繋がりあった相方同士だから、どっちかが欠けたらテゴマスとして成立しない。そして『歌』という繋がりがなくなったらテゴマス自体も成立しない。だけどテゴマスから『歌』は無くならない。

テゴマスは歌が大好きだし、2人で『歌』というものを背負う覚悟をデビュー時から決めている。とても重たいものだけど、2人だからできるんだなとそう思った。そしてテゴマスの2人で出した答えなら、どんな道だってそれは正解へと続く道になる。


コヤシゲは1人でも楽しいけど、2人ならさらに楽しいよね!みたいな。相性がいいからこそ、2人でやることはどれもこれもすごく楽しい。コヤシゲは今も昔もずっと仲良く楽しく友達でいた。だけど友達といっても、フラットな友達の時もあれば2人が溶け合って1つになるぐらい近い距離の友達でいた時もあったと思う。

だからこそいろんな時期を経て、今は良い距離感になったんだと思う。まぁ私から見るとまだまだコヤシゲの心の距離感は近過ぎると思うけど、それはコヤシゲの良さでもあるので、これからも仲良く2人でブランコに乗って楽しそうに笑い合っててほしい。

 

 


多分根本が違うからそう感じたんだと思う。テゴマスは相方で、コヤシゲは友達という全く別物の関係。でもやっぱり同じくシンメとは、尊い存在。