秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

君たちがNEWSだよ

StrawberryコンサートDVDを何回か見て、私なりの感想も書き終わった時、『過去のNEWSコンサートDVDを見直そう』という気持ちになった。

 


4人のNEWSが好きな私は、9人〜6人時代のNEWSを見ることが不安だった。だけど見始めたらただただ楽しく、私が勝手に不安だと思い込んでいただけだった。

そもそもどのコンサートDVDも今のNEWSコンサートとは雰囲気が違う。同じNEWSだけど、9人〜6人時代のNEWSコンサートと今のNEWSコンサートでは、別物のように感じた。やっぱり私は4人のわちゃわちゃとクセ強コンサートが大好きで、だからこそ『これはこれ、それはそれ』と楽しめた。

……と、DIAMONDまでの私はそう思っていた。

どのコンサートDVDも本当に本当に面白かった。だけど6人時代最後のコンサートであるLIVE!LIVE!LIVE!が面白すぎて、私は見終わった時、泣いてしまった。

 

元々LIVEのアルバムが好きだった。

『秋の空』『内容の無い手紙』『ワンダーランド』などLIVEのアルバムで初めて聞く曲も、コンサートではお馴染みの『恋のABO』『BE FUNKY!』『さくらガール』などの大好きな曲もLIVEのアルバムの中にたくさん収録されている。どの曲も本当に大好きで、飛ばすことなく毎回アルバム丸々聞いていた。

LIVE!LIVE!LIVE!では春夏秋冬がコンセプトで、それぞれの季節に合わせて曲を歌うNEWS。元々大好きな曲を、NEWSが歌って踊ってしていて、さらに好きが溢れた。

そしてこのコンサートで増田さんが衣装を何個か作っていた。話し振りからして、ピンクの衣装とファーの付いた衣装の2つは確実に増田さんが作ったもの。増田さんっぽさが前面に出ている衣装で、今のNEWSコンサートとダブった。ダブってしまった。

『これはこれ、それはそれ』と今まで別物だと楽しんでいたが、ダブったことで、今のNEWSとリンクしてしまった。

『きっと増田さんが作るどの衣装も2人は似合うだろうな』と想像がついた。想像の中で6人が並んだ時、ビジュアルが山下さんと手越さん、錦戸さんと加藤さんが被った。だから増田さんが作った衣装が山下さんと錦戸さんに似合わないわけがない。

そして増田さんが作ったピンクの衣装を、錦戸さんが褒めてくれていた。私のことじゃないのに、すごくすごく嬉しかった。


私は前に一度LIVE!LIVE!LIVE!は見ていたが、内容はほぼ忘れた。だけど唯一気球で上がる演出だけは覚えていたので、いつステージ上にある気球が動くのかとドキドキワクワクしていた。コンサート開始からずっとステージ上にあった気球が上空に舞い上がったのは、『ワンダーランド』の曲中でだった。

しかも「めざせワンダーランド 高くその拳上げて あきらめない いっそ輝くまで Let's get on ship 夢の船で星をめざすんだ」という歌詞のところで。NEWSがワンダーランドをめざして飛び立った。力強い声と真剣な表情のNEWSに、どこまでもこの6人で飛び立っていくんだと感動した。

そして気球から戻ってきた6人が最後に歌った曲が『Share』。6人で作った曲。自分の歌詞じゃないところでも口を動かし、歌うメンバー。なんでこんなにも優しさに溢れているんだろうか?もうこれが最後の6人でのコンサートだと私は知っているから、手越さんがすごく優しい顔をしていることに、これでもかってほど泣けてしまう。

小山さん→錦戸さん→増田さん→加藤さん→山下さん→手越さんと順番に歌い、それぞれがそれぞれの意味を込めて書いた歌詞を歌う。その歌詞の意味は書いた本人にしかわからないけれど、どの歌詞もキラキラと儚く綺麗に輝いている。

「すれ違いゆく風の中で僕らはなぜ出会えたんだろう同じ星が今見えるなら僕らはただそれだけでいい」「人の夢と書いて儚い」「儚いから綺麗なんだってさ」

歌ってる声や喋ってる声が頭の中に聞こえてきた。

 


正直に言ってしまうと悲しくて悲しくて仕方ない。過去であり通過点だと思うには苦しくて辛い。

なんとなくDIAMONDまではNEWS6人にはぎこちなさがあった気がする。それなのに、LIVE!LIVE!LIVE!では仲睦まじかった。特にShareを歌う時のNEWSの顔が本当に幸せそうで、何度見ても何度聞いても、泣けてしまう。DIAMONDまでだったなら全てを過去に出来た。だけどLIVE!LIVE!LIVE!を見たことで過去にするには苦しくなった。

初めて本当の意味で山下さんと錦戸さんが脱退してしまったことを実感し、悲しくなった。こんなにもみんな幸せそうなのに何がダメだったんだろうなんて考えてしまう。辛い……辛い。永遠なんてないんだと思ってしまった。

こんな幸せそうに、楽しそうに、これからも6人で頑張っていくんだろうと思わせるコンサートだったのに、これが6人での最後のコンサートだなんて、辛くて辛くて涙が出る。なんでなんだろなぁ。

4人のNEWSが好きなのは変わらないし、揺らがないけれど、LIVE!LIVE!LIVE!での6人が幸せそうで、楽しそうだったからすごく悲しい。


山下さんと錦戸さんが脱退したことを今更悲しんでても答えは出ないし、だからと言ってただの過去にも出来ない。なら私なりの答えを作り出そうと思う。

人が何か所属するものから抜ける時、何故抜けるのか理由を考えた。『仕事が合わないから』『人が合わないから』『ここに居ても成長ができないから』『心(身)が辛いから』。きっと何かちゃんとした理由があって脱退したに違いない。ただなんとなく抜けたなんてことはないと思う。理由は本人達にしかわからないけれども、どうか『NEWSが嫌だったから』というのだけはあってはならないでほしい。できるなら……いや、私の想像の中でだけでもいいから『NEWSが好きだったから』という理由であってほしい。

きっと2人は忙しくなり、時間が合わなくなったことで、NEWSとしての活動を行うことが難しくなってきた。だからNEWSをNEWSとして動かす為には2人は脱退するしかなかった。NEWSという存在が、それぞれの活動を行う上で足枷になってしまった。

2人はきっと脱退するという決断を出すまでにたくさんたくさん悩んだと思う。悩んだ結果、2人が脱退という道を選んだのは、自分達が脱退しても、4人ならできると信じていたから。もし2人が脱退してNEWSが存続できないなら、それだけの実力だったと言っているようなもの。だけど事実、NEWSは今も存続している。4人にはアイドルとしての実力も、それぞれの実力も、ちゃんと備わっていた。「具のないおでん」でも「イチゴのないショートケーキ」でもなく、錦戸さんと山下さんが居なくなり4人になっても、NEWSはNEWSであり続けた。

ただ道が分かれただけで、それぞれがそれぞれの目標に向かって頑張っているだけ。目指してる場所は常に同じだし、形が違うだけで、NEWSを大事に思う気持ちも一緒だと信じている。それでいい。

さよならで終わりにしたくない。悲しみだけを抱えて見続けるのも嫌だ。前だけを見て歩いて行きたい。


やっぱり9人のNEWSも、8人のNEWSも、6人のNEWSも間違いなくNEWS。そして今、それぞれが頑張ってる場所が違うだけで、目指してる場所はきっとみんな一緒。

昔があるから今がある。この16年間、NEWSにはたくさんの出来事があった。だけどそれでもNEWSはNEWSとして続いている。それは人数が減り、形が変わったとしても、それぞれの時代が大事に大事にNEWSを守り続けたから。

 

 

 

 

 

なんていうタイミングなんだろうと自分でも思うが、2015年のNEWSの10000字ロングインタビューを読んだ。

LIVE!LIVE!LIVE!で泣いていた私は10000字ロングインタビューを読んでさらに泣いた。そして吹っ切れた。もう彼らには迷いがなかった。だから私も自分の中で答えを作り出したし、前を向いて歩いていく。


どの時代も大事だと再確認した上で思ったのは、私が好きになったNEWSは、今の4人のNEWSだ。

今回こうやって順々にコンサートDVDを見ていき、それぞれの時代を感じ、色んなことを考えたことで私はわかった。私は、小山さん増田さん手越さん加藤さんの4人のNEWSが大好きで、4人のNEWSじゃなかったら、私はNEWSを好きになっていなかった。これはNEWSが10000字ロングインタビューで言っていた『4人だからできること』が、ちゃんと形になっていたからだと思う。

私は奇しくも増田さんが『純粋に今の僕たちが作りたいステージを作れた』『4人のNEWSになって、本当の1回目のコンサートみたいな感じがする』と語っていたWhiteコンサートで私はNEWSコンサートにハマった。

昔から飽き性な私は、大体のものは1回見れば十分な性格をしていたが、Whiteを見た時初めて『何度も見たい』と思った。

とにかく見てる間楽しくて楽しくて、「すごい!え、すごい!」って声まで出し、画面からずっと目が離せなかった。見終わってからも余韻が残り、そのあと数回見返した。結果5回は見た。Whiteコンサートは、それまで見てきたNEWSコンサートDVDの中で1番楽しかった。私はWhiteコンサートで感動と衝撃を味わった。

ずっと言葉にも文字にもしてきたのに自分でもちゃんとわかっていなかったが、自分で思っていた何倍もクセ強な4人のNEWSコンサートが私は大好きだった。4人だからできるクセ強コンサートだったからこそ、私はNEWSを好きになり、NEWSのコンサートに行きたいなと思うようになった。

 


今年で結成16年になったNEWSは、4人のNEWSになってから今年で8年目になり、NEWSの半分を4人で勤め上げたことになる。4人としての活動期間がどの時代のNEWSよりも一番長くなり、これからは4人のNEWSとしてその年数を伸ばしていく。

NEWSがNEWSである限り、日々彼らの『続けていくこと』という目標が更新されることに、これでもかというほど私は胸が踊る。

 

 

 

彼らがNEWSを続けてくれていたことで、私はNEWSに出会い、NEWSに救われた。

NEWSを続けてくれてありがとう。大好きだよ。