秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

アイドルの口パクについて

ふと、この前友人とアイドルの口パクについて話したことを思い出した。

音楽に興味なかった私としてはなんとなく『口パク=良い行いではない』というイメージがあった。友人と話した時も、もしポルノグラフィティのライブに行って、歌ってる曲が口パクだったら行く意味ないよね。という話をした。そもそも歌を売りにしている歌手やバンドのライブが生歌じゃないわけがない。生歌を聴きに行っているのに、生歌を聴けないんじゃ意味がない。

ただアイドルは違う。アイドルのコンサートは、歌を聴きに行くというよりも、アイドルに会いに行くというのがファンの目当てだと思う。

『〇〇ちゃんに会いたい』『〇〇くんに会いたい』という気持ちが少なからずあると思う。色んな楽しみ方があるのはもちろんだし、必ずしも全員がそうだとは限らない。

だけど思い返せば私はそうだった。

『あの空間に私も入りたい』『生NEWSを見たい』『生歌を聴きたい』『デートだからオシャレしないと』と、情緒不安定になるぐらいコンサートを、NEWSに会うことを、楽しみにしていた。

まぁNEWSは歌を大事にしているグループなので生歌だと信じているが、アイドルは必ずしも生歌じゃなくてもいいんじゃないかな?と口パクについて語り合っている時に思った。

最も重視することはその時に『何を伝えたいか』だと思う。踊りの良さを伝えたいのか、歌の良さを伝えたいのか、見た目の良さを伝えたいのかなど、時と場合で『何を伝えたいのか』は常に変わってくると思う。

例えばファッション雑誌の主役はファッション。モデルやカメラマン、記事は全てファッションを輝かせるための手段であり手法。どうすればファッションの良さが伝わるのか最善の方法を常に考え作っている。

なのでこれは私の想像でしかないけれど、完璧な歌を重視し、『完璧な歌を聞かせたいけれど、激しいダンスを踊ることで聞く人に良い歌を聴かせられない』から口パクという手段や手法なのかもしれない。

そもそも前にも(アイドルとは何なのか - 秋の日記)で語ったがアイドルとはとても生き辛い職業だ。そして常に輝き続け、歌いながら踊るなんてとても難しいこともしている。その上、バラエティー・ドラマ・舞台と歌や踊りだけじゃなく、他のことも同時進行でしなきゃいけない。色んな意味で他の職種とは根本が違う。だからといって適当な仕事をしているわけじゃなく、それぞれの分野を専門職(芸人・タレント・俳優・歌手)と共に良い作品(面白いもの)を作り上げている。多方面で頑張り活躍するアイドル達に、私は拍手を送りたい。


『口パク=良い行いではない』と思ってきたが、色々考えた結果口パクは手段や手法であり、重要なものを輝かせるための方法。口パクをすることで見えてくるものは色々あると思う。

 

 


NEWS贔屓だけどそんな歌って踊ることが大変な中、歌を大事にし、生歌を披露するNEWSちゃん達本当にすごいし尊敬しかない。愛おしい。