秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

アニオタとジャニオタ

アニオタは二次元のイケメンを愛し、ジャニオタは三次元のイケメンを愛する、似て非なる存在。


ジャニーズという存在は長年オタクとして生きてきた私にとって、一番程遠いものだった。なんでそう思ったのか今更考えてみると、ジャニーズ=今時の可愛い女の子達が好きになるものだと思っていた。だからこそ私には縁がなかった。

学生時代を思い返してみると、ジャニーズを好きだと公言していた女の子はいつもクラスの中心にいるような子で、良い意味でも悪い意味でもとても声が大きかった。そして私はというと、クラスの端っこの方で友達と共にテニプリ・復活・D灰など常にアニメや漫画の話をしていた。教室という同じ空間にいながら、向こうとこちらでは完全に別世界。

これを書きながら、『そういえばHちゃんはよく「松潤山P関ジャニ∞山涼」という単語を発していたな』と思い出した。今更ながら、Hちゃんは色んなグループに浮気しすぎだと思う。彼女の本命は一体どこのグループだったんだろうか?

正直学生時代のジャニーズの記憶はHちゃんのことしか思い出せない。だけどその時代Hey!Say!JUMPや嵐がとても人気だったことは覚えている。私の中でジャニーズファン=派手な子というイメージや、たまたま見た音楽番組で歌って踊るジャニーズに黄色い声を上げているファンのイメージが強い。

それを見てジャニーズもジャニーズのファンも、私とは別次元の存在だとそう思っていた。

 


そして多分これが一番の原因だと思うが、アニオタとジャニオタはよくネット上で言い争っていた。

今ならあれが一部の層で、みんながみんなそうじゃないことはわかっているが、ジャニオタはアニメ漫画文化を貶め、それを好きなアニオタをも嫌っていた。そしてアニオタの方も「だからジャニオタは……」とよく言っていた。ジャニーズ(三次元)のイケメンと、アニメキャラ(二次元)のイケメンを比べた発言なども見た覚えがある。

それに対して私はアニオタ側の人間だったが、ただただ両者を怖いなぁと思っていた。

今でこそ小山さんを含め、ジャニーズや芸能人がアニメ・漫画好きであることを公言するようになり、声優さんがバラエティー番組や紅白に出演し、アニメや漫画がメデイアに取り上げられるようになったが、間違いなくあの頃はアニメ・漫画とジャニーズなら断然ジャニーズの方が世間的に知名度が高く、アニオタであることは表立って言えないものだと自負していた。コソコソと同志と共に語り合うのが楽しかった。(だからこそ、学生時代の声が大きい人達に慄いていた)

アニメ・漫画好きは恥ずべき趣味ではないけれども、自慢になる趣味でもなく、『まぁ自分が楽しければそれでいいでしょ』ぐらいに思っていたので、なんでアニオタとジャニオタがよく言い争っていたのかわからなかった。今なら『愛ゆえに』だとわかるが、それにしてもやり過ぎな部分はあったと思う。

私の中でこの印象は強く、アニオタとジャニオタは相容れない存在なんだと認識していた。

 


だけど今NEWSにハマって思うことは、驚くほどアニメ・漫画オタクが多い。私のブログを読んでわかりますと共感してくれた人が何人もいた。ジャニオタ兼アニオタさんがこんなにもいるんだとビックリした。

そしてNEWSにハマってから知ったが、アニオタもジャニオタもやっていることが大体一緒。

好きな人(ジャニーズ、アニメキャラ)で妄想を広げたり、二次創作したり、番組出演(TV放送)があれば実況が始まる。そしてどちらも推しについて熱く語り、尊さにむせび泣いている。

それが私は本当に楽しくて仕方ない。NEWS事をしていると、学生時代に友達とアニメや漫画について盛り上がっていたことを思い出す。時が経ち、戻ってくるはずがなかった楽しかったあの日々が、NEWSを好きになってからまた戻ってきた。我ながらそのことに毎度感動する。終わった青春がまた戻ってきた感じ。本当に楽しい。

 

ジャニーズはNEWSしかわからず他と比べられないが、ファンにアニオタが多いのはNEWSだから?それとも他のジャニーズグループもそうなのか?他のジャニーズはわからないけれど、一番オタク心をくすぐられるのはNEWSだと思っている。

NEWSのコンサートや曲を見たり聞いていると、アニメや漫画・小説を見ているような気になり、NEWSを演じるNEWSに思えてくる。アニメと絡めると、NEWS(キャラクター)を演じるNEWS(声優)に思える。物語性を感じ、次は?次は?と先の展開が気になりハマっていく。NEWSはアニオタの心を惹きつけて止まない。

 

 

 

関係ない話になるが、今回語る上で『ジャニオタ(ジャニーズオタク)』と書いてきたが、私は『ジャニファン(ジャニーズファン)』という呼び方が好きだ。

日本経済新聞でのコラムの

ファンというのは、最初、「なんとなくその人を観ていると嬉しい」というところから始まり

「その人が活躍したり、いい成績を出したりすると嬉しい」という段階を経て、「もう、ただ、その人が幸せそうなら、活躍とか成績とかどうでもよくなる」という境地に達するものだと思う。

そして、最後は「ただ、その人がこの世の中に生きているというだけで、なんだか嬉しい」となっていく。

というのを見てから、私やみんなをジャニファンだと思っている。ファンとは良いものだ。

 

 

 

NEWSにハマるまで、まさかアニオタとジャニオタが共存されてるとは思っても見なかった。