やっと点と点が繋がって線になった。
ああ、そうかやっとわかった。増田さんはプロ意識が高いんじゃなくて、責任感が強いんだ。
ずっと増田さんのモチベーションが何なのかわからず、私は不安だったけれど、全ては責任感なんだな。責任感という原動力で増田貴久は動いている。
2015年のNEWSの10000字ロングインタビューを読んだ。
私は今までずっと増田さんが何故ああもプロ意識が高いのかわからなかった。アイドルとして何故ここまで身を捧げられるのか、どうして増田さんはこんなにもプロ意識が高くなったのか、とてもとても不思議だった。
増田さんは本当にすごい人だ。こんなにも真っ直ぐな人を私は初めて見た。コンサートDVDを見ていると、いつも指先まで神経を使って綺麗な踊りをする。歌も、聞いている人全てを引き込むいい歌を歌う。
増田さんはコンサートができあがる過程で、どんなことも妥協をしない。細かいことでも、めんどくさいことでも、しっかりと突き詰める。そこに良い物を作り上げるという、絶対の意識を感じる。
そしてプライベートが一切不明。スキャンダルも特にない。仕事中だけでなく、プライベートでも夢与えてくれているなんて、アイドル以上にアイドル。身を粉にしている。
なんでここまでできるのか。行動の理由がわからないから、いつか増田さんがプツンといってしまうかもしれない。と、私は怖くて怖くてたまらなかった。
だけど10000字ロングインタビューを読んでやっとわかった。増田さんはアイドルとしての責任を担っているんだ。
Jr.になって直ぐの頃に見た東京ドームでのカウコンが、増田さんに、アイドルとしての夢を生み出した。
増田さんが見た東京ドームの景色がどんなものだったのかわからないが、11歳の増田貴久の人生を変えるぐらい、東京ドームでのカウコンが増田さんに感動と衝撃を与えた。
10000字ロングインタビューの中で、『10周年の東京ドームまで、4人のNEWSでやっていける確信が持てなかった』という話をしていたが、これは東京ドームにこだわりがあるからこそだと思う。増田さんがアイドルになろうというキッカケになるぐらい感動した場所だからこそ、東京ドームへ連れて行ってあげたかった。
東京ドームという夢の場所へ、ファンを連れていかなければいけないという責任があった。東京ドームへファンを連れていけない限りはその責任を果たせていないことになる。だからこそ、10周年で東京ドームへファンを連れてこれたことで、『4人でもやっていける(東京ドームへ、ファンを連れて行ってあげることができる)』と思ったんだと思う。これでやっと責任を果たせ、増田さんは安心できた。
何故増田さんはどんなことも妥協しないのか。それは増田さんがNEWSコンサートを見に来てくれた全てのファンに、11歳の増田さんと同じ感動と衝撃を味わってもらおうとしているからだった。だから増田さんは毎公演、ファンにとっては1分の1かもしれないその公演を大事にし、常に妥協せず本気でやっている。増田さんはファンを楽しませ、幸せにさせる責任を担っている。
私は増田さんのプライベートが謎すぎて、もしかしたら増田さんには女が居るかもしれない。女どころか妻や子どもがすでに居るかもしれない。なんて思っていたが、『増田貴久は責任感が強い男』だと思ったらその可能性は無いなと確信してしまった。
増田さんは過去にファンに対して『自分の人生をかけてみんなを幸せにしたい』と言っていたらしいが、彼のこの言葉は本気なんだと思う。増田さんは本気で自分の幸せよりも、ファンの幸せを重要視している。
NEWSを応援してくれているファンを必ず幸せにさせようとしている。きっと生半可な覚悟ではない。
錦戸さんと山下さんが抜けてからチャンカパーナが出るまで時間がかかったが、どんなに時間をかけてでもちゃんとした物を作り上げたかった。ファンを幸せにさせるためにも、まずは安心させる必要があった。
待ってくれている人たちに”4人だからできること”を明確に提示する責任
絶対にスケールダウンしたなんて悲しませたくない
『中途半端に復活したな』って印象は絶対に持たれたくなかった
こんな僕らを信じて待ってくれている人がいる。その想いに応える責任が、僕ら4人には絶対あった
これが全てだと思う。この期間があったからこそ、今のNEWSがある。NEWSにとって、大切な大切な期間だった。間違っていなかった。本当に増田貴久は責任感が強い男だ。
増田さんはファンを幸せにさせるのと同時に、NEWSとしての責任も担っていた。
増田さんがNEWS解散で一番恐れたのはきっと『NEWSの歌が無くなること』。自分の居場所や存続よりも、解散して9人→8人→6人と続いてきたNEWSの曲を無くならせたくなかった。それはNEWSやNEWSの曲が好きだったのはもちろん、NEWSファンのためにも無くならせる訳にはいかなかった。それがNEWSになった増田貴久の責任だと思ったのかもしれない。だけど責任感が強い男だから、受け継ぐ恐怖やNEWSの歌を残していけるかという不安もあった。
だがそんな思いよりも、ただただNEWSの歌を残したかった。歌い続けたかった。
『NEWS』という場所が、Jr.以外の名前がなく、何者でもなかった増田さんに名前をくれた。だからこそ、NEWSという名前とNEWSの曲を守りたいし、守る責任があった。
きっと小山さん・加藤さん・手越さんも、増田さんと同じく『NEWSを守りたい』という気持ちを持ち、NEWSとしての責任を担っている。同じ気持ちと、NEWSを続けるという目標を持つ4人。NEWSとは良いグループだ。尊い。
なんて想像力豊かなんだと我ながら驚く。想像力というか、ここまでくると思い込みと妄想力の強さとも言えるけど、私は『増田さんは責任感が強い』ということで全ての事柄に納得できた。だから増田さんはすごいんだとわかった。10000字ロングインタビューを読めて本当によかった。
増田さんが東京ドームで見た景色を私も見たい。見たいよ増田さん……。
私を東京ドームへ連れてって。