秋の日記

主にNEWS関連になるだろう雑記。

STORYとは何なのか

私は『圧倒的リアル』と『”S”のその先』を怖がり過ぎてる節がある。

今でも鮮明に覚えてるけど、『圧倒的リアル』という言葉を初めて見た時、その字面のインパクトに震えた。強い。なんで『リアル』じゃなくて、『圧倒的リアル』なんだろう?圧倒的ってどんな意味だったっけ?って調べてみたら、『他より非常に勝っているさま』『比べものにならないほど、他より優勢であるさま』でさらに怖くなった。

今までNEWSコンサートでたくさん夢を見させてくれていたのに、非現実の世界で楽しませてくれていたのに、STORYを通してNEWSからどんなリアルを突き付けられるのかすごくすごく怖かった。

他にも『S』のその先 - 秋の日記がめちゃくちゃ怖かった。その先が見えないことで、ここで終わるかもしれない、と不安になった。NEWSという物語に終わりが来てほしくなかった。この物語が終わったら終わりが来るってぼんやりとそう思っていた。今思うとその時の私の予想は当たらずも遠からずだったな……。

先のことは何もわからないからあまり考えないようにして、ただただ今を楽しんで生きていた。きっとSTORYが始まればこの不安や恐怖は無くなる。今は形がないから、どんな物語だかわからないから、私は怖がり不安がっている。だから始まれば……と思っていたし、始まってほしいと心からそう思っていた。

だけどSTORYは始まらなかった。そのことに少しホッとしてしまった自分がいた。物語が未完になったことで永遠になった。NEWSを物語の中に閉じ込めることができたな……とぼんやりとそう思った。クソデカ感情だな。クソデカ感情すぎて多方面に申し訳ない気持ちになる。

 


物語が未完になり、エンディングが枝分かれしたことで、不思議なくらい一気に私のメンタルが安定した。楽しみ方の幅が広がり、今後どんなSTORYコンサートが開催されても私は楽しめるという絶対の自信を持てた。

そしてNEWSからの動画配信にてオンラインでのSTORYコンサート開催が発表された時、なんかすごくカッコいいなぁって思った。あと、愛されてるなぁって。NEWSの2020に終わらすという気持ちや、STORYを届けたいという気持ちにひたすら好きが溢れた。

今頃なのは随分遅いのかもしれないけど、色んなことを経て、やっと私はSTORYについて向き合うことができるようになった。どんな内容だとしてもNEWSコンサートが好きだし、手元に届いてから何度も何度も聞いてきたSTORYアルバム(STORYアルバム感想 - 秋の日記)はどれもとってもとっても最高で大好きで、STORY自体はすごく楽しみでたまらなかった。だけど私はずっと『圧倒的リアル』『”S”のその先』に震えすぎて、この言葉に向き合うのが怖かった。

でも今はもう、何も怖いものがない。

ようやく本当の意味で私は、『圧倒的リアル』『”S”のその先』を含め、STORYについて考えることができそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

『圧倒的リアル』ってなんだろう?と考えた時、それは『まごうことなき現実』だと思った。現実は時に残酷だ。楽しいことや嬉しいことだけじゃなく、辛いことや悲しいことも、生きてる上ではたくさんたくさんある。自分じゃどうしようもない運命に苦しむこともある。だけどそれを全部ひっくるめたものが『まごうことなき現実』で『圧倒的リアル』だと私は思った。

一度も失敗がなく、苦しみや悲しみもなく、楽しくて幸せな人生でありたい。でも現実はそんな甘くない。甘くない現実だけど、そんな現実にはNEWSが居てくれてるし、NEWSが強さをくれている。

STORYで『圧倒的リアル』を掲げたNEWSだけど、WORLDISTAから唱えていたのが『想像』という言葉。WORLDISTAで私達NEWSファンは想像する力をもらった。そして『想像してください。そうすれば夢は叶う。素敵なことがきっと起こる』とも言ってくれていた。

きっと最高の想像をすれば、最高の幸せと最高の未来が待っている。WORLDISTAコンサートDVDを見たり、STORYアルバムを聞き、『NEWSは非現実を楽しませてくれてるのと同時に、現実の楽しみ方や生き方も教えてくれてるんだな』っと思った。非現実の世界と違って、辛いことや苦しいことや上手くいかないことなど、現実世界を生きる上で困難はたくさんある。そうしたらやっぱり非現実の世界に逃げたくなる。だけどそこに逃げ込んでも良いよっていう優しさと、現実を生きるための『想像すること』の強さをNEWSコンサートを通してNEWSはくれている。

何かあった時は僕らのところにおいで。もしも何か辛いことや苦しいことや上手くいかないことがあったら、想像してごらん?楽しいこと、嬉しいこと、上手くいく想像。そしたらきっと元気になるし幸せになるし気持ちが軽くなる。大丈夫だよ、大丈夫。

そんな風に現実を生きる強さをくれている感じがする。あときっと願えば叶うからね。良い方に想像して、良い方に考えて、良い方に進めば、良い結果になる。

君の言葉に笑みをはまさしくそれを表す曲だと思った。NEWSファンの『夢』を募集し、その声を入れ込んで歌われた曲。明るい未来を語り、その夢に向かって頑張るNEWSファン。きっと夢までの過程には色んなことがあると思う。辛いこと、苦しいこと、嬉しいこと、夢が叶うこと、そんなどんな時でも僕らがずっとそばに居るよと言ってくれているように思えて、私は涙が止まらなくなる。

NEWSはいつだって本当に本当に優しくて、どんな時でもファンのことを考え、ファンのことを愛してくれている。ファンに寄り添いたいという気持ちは嘘偽りのない彼らの本心。

クローバーで紡がれた優しい言葉、NEW STORYでの前を向いて歩いていく強さ。何もかも明日への力や強さを私達にくれている。

 


NEVERLANDやEPCOTIAのような非現実をWORLDISTAという仮想現実を通して体験し楽しむのは、本当にすべてを忘れさせてくれる。もしも現実で嫌なことがあったとしても、その瞬間は何もかも忘れられる。あそこへ行けばいい。あそこに行けば、最高に楽しい瞬間を過ごすことができる。

だけど非現実だけじゃなく、NEWSは現実ですら支えてくれている。STORYを通して現実を生きる強さや勇気をくれた。

この物語はNEWSの気持ちであり、ファンへの恩返しでもあるのかもしれない。ファンがNEWSの支えになったから、NEWSもファンの支えになりたい。

その先はきっとただただNEWSとファンとの幸せな未来が待っているんだと思う。いつまでもいつまでも続く、永遠に幸せな物語。

 

 

 


幸せな物語だなぁ、と思った。NEWSの考えるSTORYとはもしかしたら違うかもしれないけど、別にそれでいい。私がSTORYにしっかり向き合えたことや、私の物語が作れたことに心から満足している。

そーいえば私の送った夢はなんだったっけ?って探してみたら、『強さ』だった。

『強い心を持ち、どんな時でも弱気にならず、強くあり続けたい』とそう語っていた。

私の夢はもうほとんど叶っている。NEWSや好きなもの、楽しいものがある限り、私はいくらだって強くなれる。強くなり続けられる。

 

 

 

NEWSからもらったたくさんのものを大事にしながら、これからも生きていきたい。